SSブログ

『ジュディ 虹の彼方に』 [映画]

映画『ジュディ 虹の彼方に』を品川で観賞。200席中、観客は十数名。先週観た『Fukushima 50』でさえ約20名だったから、映画館は比較的安全かも。

名前だけは知っているハリウッドの大スターだったジュディ・ガーランドの晩年の物語。問題行動が多いため、女優業を干され、巡業で歌っているが、家もなく、借金だらけの生活。お金を稼ぐためにやむなく、幼い子供2人を元夫に預けて、ロンドンへ渡り、クラブで歌うことにする。プレッシャーに押し潰されそうになりながらも、なんとかステージを務め、評判をとる。しかし、以前のように睡眠薬とアルコールの力を借りるようになり、舞台で失態を犯し、クビになってしまう。

ハリウッドでの子役時代の回想シーンがところどころに挿入されている。マネジャーに薬(覚せい剤や睡眠薬)を飲まされ、太らないためにハンバーガーやケーキも食べさせてもらえず、18時間も働かされたジュディの壮絶な子役時代を知って、その後の彼女の問題行動の原因が過去にあることがわかる。徹底的に商品としての扱いを受けたジュディが生涯にわたって、愛を求め続けたのも納得がいく。

47歳でこの世を去ったジュディを今年のアカデミー主演女優賞を獲得したレネー・ゼルウィガ―が演じている。憂いを含んだ眼差しや孤独感が漂う姿など、見事なジュディ役だった。そのうえ歌唱力も大したもので、歌にもしびれた。20年位前にレネ・ゼルウィガ―主演の『ブリジット・ジョーンズの日記』を観たが、あの頃のイメージと全く違っていて驚く。もっとも当時は役柄のために13㎏増やしたのだから、当然だけど。

DSC04384.JPG
あちこちで見かける馬酔木の花
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。