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「82年生まれ、キム・ジヨン」を読む [読書]

今日は曇天だけどテニスはできるだろうなと思っていたら、朝、急に雨が降って来た。いったん諦めたが、昼近くに雲の合い間に青空がのぞいたので、お昼を食べてからテニスクラブへ。次々と会員が見えて、結構なにぎわいだった。

先日、「82年生まれ、キム・ジョン」の用意ができましたと図書館から連絡があった時、予約をしていたことさえ忘れていた。多分予約したのは半年以上前だったような気がする。韓国で100万部以上売り上げ、日本語版も2018年12月の発売1カ月で5万部を突破したという話題の本。

主人公は夫と1歳の娘と暮らす33歳の主婦、キム・ジヨン。生まれた時から、学生時代、就職、結婚までずっと女性差別を経験してきた。ある日、ベビーカーに子供を乗せて公園に行き、新しいカフェで買ったコーヒーをベンチで飲んでいると、横のベンチにいた30歳前後の会社員グループの一人が仲間に話しているのが聞がこえてしまう。旦那の稼ぎでコーヒー飲んでぶらぶら遊んでいるろくでもない母親という内容だった。それが引き金になり、ジヨンは精神に異常をきたし、精神科に通うようになる。物語はカウンセリングで彼女の半生を聞き取って、記録したという形式になっている。

韓国は儒教の影響で男性優位の社会だとは知っていたが、この小説の中に出て来る様々なエピソードを読んで、想像以上にすさまじいと感じた。と同時に、私たちの若い頃の社会を考えると、日本も韓国とさして変わらなかったという思いも抱いた。女性が読めば、ジヨンに共感できること間違いなし。

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日曜の朝茶は、お抹茶。
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