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『みをつくし料理帖』 [映画]

品川で本日公開の映画『みをつくし料理帖』を観る。ベストセラーだった高田郁の原作シリーズは、何年も前に読んだ。細かい部分は覚えていないが、江戸時代の人々の暮らしや料理が印象に残っている。

幼なじみで仲良しの澪と野江は、8歳の時に大坂を襲った大洪水で離れ離れになってしまう。両親を水害で失くし、孤児となった澪は大坂の料理屋に引き取られ、料理を仕込まれる。その後、江戸に出て、蕎麦屋の「つる家」で料理人として働き始める。初めは大坂と江戸の味の違いがわからず、お客の評判はよくなかったが、周囲の人たちの協力を得て、試行錯誤の末、次々と新しい料理を生み出していく。そんな中、澪は吉原で幻の花魁と呼ばれているあさひ大夫が、実は水害で行方不明になった野江であると知る。

映画は強い絆で結ばれた澪と野江を中心に描かれている。10巻に及ぶシリーズを2時間の作品にするのはやはり無理があるし、どうしても内容が薄まってしまう。原作ではエピソードにからむ創作料理が魅力のひとつなので、映画か本かと問われれば、断然本を読むほうをお勧めする。

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プルメリアの花、最後の一輪

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夕暮れの空は秋の空
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