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「マンガ 認知症」を読む [読書]

快晴なのに連れ合いは外に出る気なし。スーパーに連れて行こうと声を掛けたが、行かないと言われた。買い物は一人のほうがずっと楽だから、ホッとしたものの、引きこもり気味になりつつあるのが心配。

新聞か何かで知り、半年くらい前に図書館に予約していた「マンガ 認知症」が忘れた頃に届いた。認知症の祖母を母と介護したマンガ家、ニコ・ニコルソン(日本人女性)と認知症心理学が専門の佐藤眞一阪大教授の共著。マンガと文章で介護者が抱く疑問を解説している。認知症の人と介護者、両方の気持ちをくみ取りながら、認知症の人の心の中を解き明かしていく。

ニコさんが経験した認知症の人の困った言動例をマンガで描き、佐藤先生が行動心理学的な解説を加えている。読みやすいうえ、とてもわかりやすかった。今までに読んだ認知症関連本の中でダントツの良書。認知症の人の行動には理由があり、それを知ることで介護者の不安も減る、認知症の人は、人と心を通じ合わせることが難しいので、孤独の中で生きている、ケアは相手を思いやることだが、思い通りにならないと介護者はケアからコントロールに陥りやすい、高齢男性はプライドと闘って生きているなど、腑に落ちることばかり。とにかく楽な介護なんてないのだから、少しでも相手の気持ちを知ろうと努力するしかない。

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近所のナデシコ
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