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「ブラックボックス」を読む [読書]

朝から曇天で、夕方から雨になる。途中で降りだしたらと洗濯物が心配で結局外出しなかった。

篠田節子著「ブラックボックス」を読んだ。ある地方の町で、大手メーカーが開発したハイテク農場を営む剛、会社の不祥事で東京から逃げ帰り、深夜のサラダ工場で働く栄美、離婚後に故郷に戻り、学校の栄養士をしている聖子。3人は中学校の同級会で何年かぶりに会う。やがて、栄美の職場の外国人労働者の中に体調不良を訴える者が出てくる。聖子は給食を業者に委託してから、アレルギーや病気の子どもが増えていると感じる。そして、生産者である剛を巻き込んで、3人はその原因を突き止めようとする。

農業や食の問題、「研修生」という名目の外国人労働者の実態など、日本が直面する課題を提示した社会派サスペンス。面白くて一気に読めた。カット野菜やコンビニ惣菜などは買ったことがないが、この本を読んだら、ますます買う気がなくなった。


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北海道の友人からの富良野メロン。甘くてジューシーで美味。
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