読書専用の眼鏡を作る

朝起きた時、強い雨が降っていた。予報通り、一日雨降りかと思っていたら、１０時頃に止み、意外や昼頃には日も差し始めた。

家にこもって本読みをしていたが、再び雨が降る前にと徒歩十数分の眼鏡店へ。以前ひいきにしていた個人経営の店が閉店してしまったので、チェーン店を訪ねた。本を読む時に、遠近両用や通販で買った眼鏡では見にくくなったため、読書専用の眼鏡を作ることにした。気に入ったフレームやレンズを選ぶと結構なお値段。でも、洋服やアクセサリーなどに全く購買意欲がわかない昨今、毎日使う眼鏡にはちょっと投資してもいいかという気になった。

台風でJRはじめ私鉄も今夜８時頃から運転見合わせとなるらしい。せっかくの日曜日なのにレストランなどではキャンセルが相次いているだろうなと気の毒になる。リンゴなどの果実が落ちたり、稲が寝たりしなきゃいいけど。農作物の被害が心配だ。

　　　　　　　
暴風に備え、背の高い植物をベランダから部屋の中に入れた。

『食べる女』

台風が近づき、明後日まで天気が良くないとの予報に昨夜Sさんとメールでやりとりして、朝９時からテニスをする約束をした。家を出る時には降っていなかったのにクラブに着く頃にぱらぱらと雨が。３人で打ち合っているうちにNさんが見えて、雨の中１試合やる。その後、もう１人男性がやって来たので、私は抜けて男性４人で試合をしてもらった。雨が止むことはなく、男性たちも１試合で終了。

２６日に見た映画は、『食べる女』。小泉今日子演じる物書きと彼女のもとに集まる女性7人をオムニバス的に描いた作品。

女性たちの恋と生き方が食べ物を通して語られる。高級な料理が出てくるわけではないが、どれも美味しそうで、そそられる。食べている時の女優たちの表情がとてもいい（特に沢尻エリカ）。それに、主人公宅で飼われている猫が妙に存在感があって、印象に残った。ゆる～い感じで、特別心に残るような映画ではないけれど、気分転換にはもってこいかな。


田舎に咲いていたコウゾリナ

絶好のテニス日和

朝４時半に目覚めたら、ブラインドを通して明るい光が差し込んでいる。南西向きなので朝日のはずはないと思い、ベランダに出たらお月さまが煌々と輝いていた。月の光って、こんなに明るいんだと感動して、しばし見入ってしまった。そのまま起床せずにまた寝てしまったのは、やはり年のせいか。

久しぶりの晴天に促されて、午後からテニスクラブへ。青空の下、ボールを追いかけるのは、やっぱり楽しい。明日以降の天気が悪そうなので、今日は３ゲームしてしまった。夕食は近所のなじみの居酒屋で。走り回ったあとの生ビールも日本酒もことのほか美味しかった。


お通し

マグロ、タイ、シマアジ、ホタテの刺身

手作りさつま揚げ

鶏のから揚げ

芝居を観に西新宿へ

連日、雨模様の天気。夕方には晴れたが、晴天は明日だけで再び雨降りの日が続くとの予報。明日のテニスが待ち遠しい。

今日は友人の息子さんの芝居を観るため、２人で西新宿へ。新宿村LIVEで午後２時から上演された「傭兵ども！砂漠を走れ！」を観た。コメディーとシリアスさがミックスされた舞台にアクションが加わって、面白い芝居だった。

パンフに劇団２５周年記念公演と書いてあった。数えきれないほどある小劇団の中で、２５年も続いたとは大したもの。芝居を観に行くたびに思うが、演じることにハマった人はその世界から足を洗うのは難しそうだ。


朝はしっかり食べる。ご飯の前にちょっとしたお茶請けで煎茶を３杯飲み、食後には果物。

女の飲み会で憂さ晴らし

昨日の昼間は、２人で近所の歯科医院に歯のクリーニングに行っただけで、あとは本読みなどして過ごす。夜は女性４人で和食屋で食事会。連れ合いは行きつけの洋食屋へ。

５時半からスタートし、なんだかんだと話題が途切れず、気が付いたら１０時近くになっていた。笑い転げながら飲んだお酒はことのほか美味しく、久しぶりに日頃の憂さを忘れて、いい時間を過ごせた。友人たちに感謝！


ここまでがコース料理

追加で頼んだ料理

今宵は中秋の名月

朝、ザアーッと雨が降ったので、今日はテニスは無理かなと諦めていたら、徐々に天気が回復。昼頃には青空が出て来た。三日連続でテニスをする羽目に。毎回２試合しかしないとはいえ、さすがに疲れた。

今宵は陰暦の８月１５日の夜で、中秋の名月。見事なお月さまを眺め、写真を撮っていたら、お隣さんが満月は明日なんですよと教えてくれた。中秋の名月と満月の日付がずれることは、しばしば起こるらしい。



曇りとの予報だったのに、中秋の名月を拝むことができてよかった。明日の満月は多分見られないだろう。

「紅のアンデッド 法医昆虫学捜査官」を読む

好天に恵まれた連休の真ん中、さぞかしテニスクラブは混んでいるだろうと出かけて行ったら、肩すかしをくらった。皆さん、どこぞに出かけたのかしら。

同郷の作家、川瀬七緒さんの最新作「紅のアンデッド 法医昆虫学捜査官」を読んだ。法医昆虫学捜査官シリーズの６作目。

都内の古い家で、血痕と３本の小指が見つかる。住人夫婦と客のものと思われたが、いっこうに死体が発見されない。捜査を担当する岩楯刑事は法医昆虫学者の赤堀と彼女が所属する新しい組織「捜査分析支援センター」のプロファイラーの協力のもと、事件の解明に挑んでいく。

前５作同様、岩楯と赤堀とのやりとりや赤堀が現場の虫からさまざまなことを推理していく過程が実に面白い。このシリーズは、虫嫌いの人にとっては、ぞっとするような描写もあるが、昆虫についてのうんちくが結構楽しみなのだ。新しく加わったプロファイラーも赤堀のように個性的な女性なので、次作での再登場を期待したい。


田舎で見たヨウシュヤマゴボウ

愛情ではなく執着

今日もテニスは無理そうだから、映画にでも行くかと話しているうちに雨が止んだ。お昼を食べて、クラブに向かう。１０人くらいしか集まらなかったが、なんとか２セットできた。

土曜日の朝刊に、特老の常勤医、石飛幸三さんの「それぞれの最終楽章」という記事が連載されている。毎週、興味深く読んでいるが、今日のテーマは平穏死（３）。石飛さんは老衰の最後の段階で、積極的に医療を提供しないという考えの持ち主。

胃ろうをめぐっての３組の家族の例を提示し、医療を提供する、しないの判断に「その人のためになるのか」という視点が貫かれているかがポイントだと書かれている。親が生きていることで心の平衡を保ったり、介護が自らの存在証明になったりしている人もいるだろうが、１分１秒でもただ長く生きてほしいと願うのは、愛情ではなく執着ですというくだりを読んで、その通りかもと思った。

母には、それこそ平穏死を望んでいるので、なにかあっても余計な医療は施さないことを、きょうだいで決めている。


母の施設の近くの林に咲いていた白いホタルブクロ

田舎の食材を食べつくす

雨降りの一日。映画にでもと思ったが、なんだか外出する気になれず、図書館に行っただけ。引きこもって、もっぱら本を読んでいた。相方はパソコンで、映画やドラマの視聴。パソコンがそれぞれ専用でよかった。

先週、田舎でもらってきた食材を今日で食べつくした。友達、親戚などから、たくさんの野菜や果物をいただき、新鮮なのに送ってはもったいないと２人で必死に持ち帰った。お陰で、いろいろな料理を楽しむことができ、皆さんに感謝。


ニガウリと桜エビの味噌炒め。ほかに肉と炒めたり、スライスして生で食した。


ミョウガの甘酢漬け。味噌汁や冷奴のトッピングにも使ったが、たくさんあったので、箸休め用に酢漬けにした。


イチジクは白ワインと少なめの砂糖で煮て、朝茶の茶請けに。

「孤狼の血」を読む

月に一度の骨粗鬆症の注射をしてから、いつもの鍼灸院へ。背中がパンパンに張っていますよと言われた。全身に鍼を打ってもらい、身体がほどけたようになる。帰宅して、本を読んでいたら、ついウトウトとしてしまった。

最近ハマっている柚月裕子さんの小説「孤狼の血」を読んだ。昭和最後の年の広島を舞台にした作品。ヤクザとの癒着が取り沙汰されるマル暴刑事と、彼とコンビを組むことになった若い刑事が、暴力団抗争勃発の危機を回避しようと活躍する話。警察ものとも言えるし、極道ものとも言えるミステリー小説である。どちらがヤクザだかわからないような破天荒な警官の人物像が魅力的で、警察組織、暴力団組織、それぞれのからみも非常に面白い。物語に引き込まれて、一気に読了。


一昨日、代官山で見たノボタン。かなりの大木だった。

柴栗は美味しい！

朝９時からテニス。強い日差しの中にも、うろこ雲の空と時折吹く風が秋の気配を感じさせ、気持ちの良いテニス日和だった。

先週、田舎に行った時に柴栗を拾ってきた。母の施設と私たちの宿は２００ｍ位しか離れていないのだが、道路の脇が山で、道端に栗の実が落ちていた。歩いて通る人など、いないからか、拾った形跡がない。もったいないと連れ合いと２人で拾いまくったら、結構な量が採れた。



あとで会った友人のHちゃんにその話をしたら、私たちが泊まっている温泉の敷地内にも落ちているはずだというので、翌朝、その場所に行ってみた。確かにイガはびっしりと落ちていたが、栗の実がない。近くに栗を入れたとおぼしき袋を持ったおばさんがいたので、時すでに遅しだったようだ。



何年振りかで味わった柴栗は、栽培ものとは違う懐かしい味だった。小粒なので、栗ご飯にするのに手間がかかったけれど、格別の美味しさで、大満足。残りは茹で栗で、ビールのつまみにした。

渋谷ストリームから代官山まで歩く

友人と渋谷で待ち合わせ、１３日にオープンした渋谷ストリームから渋谷ブリッジを経て、代官山まで散策。渋谷ー恵比寿間の明治通りは何度も歩いたことがあるが、裏側は初めて。

渋谷川沿いに新しく整備された遊歩道を恵比寿方面に向かい、並木橋でいったん普通の道路の横断歩道を渡ると、渋谷ブリッジへの遊歩道に出る。一番の目的は渋谷ブリッジに１０月１日オープン予定の保育所を見学すること。友人の息子さんが設計したので、ぜひとも見たかった。


渋谷ストリーム


渋谷川


渋谷ブリッジ。A棟は「しぜんの国こども園」、B棟はホテル。こども園の内部を見せてもらったが、内覧会前なので写真はNG。斬新なデザインで、いかにも居心地が良さそうなスペース。こんな場所で一日を過ごせる子供はなんと幸せなんだろうと思ったほど、素晴らしかった。


代官山で通りがかった店で昼食。ビールをそこで醸造していた。友人と積もる話をしながら、６種類の飲み比べセット（千円）を味わう。

テニスの縁は果てしなく

午後からテニスクラブへ。前のテニスクラブの仲間だったMさんの娘さん、MちゃんとMさんがシドニーに移住したあとのテニス仲間だったTさんがビジターで見えた。

Mさん夫妻とは３２－３年前にある会員制テニスクラブで出会った。２－３年間一緒にテニスをしたあと、Mさん一家はオーストラリアに移住。シドニーに住みながら、東京で会社を経営していたMさんはたびたび来日したので、会う機会も多かったし、テニス仲間女性４人でシドニーのMさんを訪ねたこともあった。Mさんは１０年前位から東京の自宅に滞在することが多くなり、その後病を得て、６年前に亡くなった。

教会でのお葬式の時に男性代表で弔辞を述べたのがTさん。女性代表だった私はその時に初めてTさんにお会いした。そして、今年の３月に７回忌の食事会をやりますからいらしてくださいとM夫人から声を掛けていただき、連れ合いと手打ちそばを持参して伺った際、Tさんと再会。テニスの話をしているうちに、私たちのクラブのKさんとTさんが知り合いであることが分かった。

これもMさんが導いてくれた縁だと思う。テニスを通じて、いろんな人と出会えたことは私たちにとって、まさに宝物だ。


先週、田舎に行った折、義妹から山ぶどう（栽培もの）をもらったので、ホワイトリカーに漬けた。氷砂糖を少し入れたが、どんな味になることやら。

美味なる手料理をご馳走になる

６月の我が家でのそば会に見えたRちゃんから、遊びに来てくださいとすお誘いを受けたのが３カ月前。まだまだ先だと思っていたのに、あっという間にその日がやって来た。この３か月間は目の前のことで精一杯で、気持ちにゆとりがなかったので、Ｒちゃんの手料理を味わうのをとても楽しみにしていた。

Ｒちゃんは、プロ並み、いやプロ以上の料理の腕前の持ち主。毎回わくわくするような料理が登場する。今回も新物の筋子を醤油漬けにしたイクラが出たが、薄味で旨かった！昼下がりから夕方まで、美味なる料理を堪能したため、当然夕食は抜き。


Ｒちゃんが活けた花


３組の夫婦での昼食会

近所の居酒屋で夕飯

雨降りの一日。昼頃に止めば、テニスに行くつもりだったのに、止んだのが３時過ぎ。連れ合いがコーヒーの豆を買いに行くと言うので、ついでに水やお昼用のパンの買い物を頼んで、自分はずっと本読みをしていた。

夕飯はどうしようかなと思案していたら、連れ合いがいつもの居酒屋に行こうと言ってくれた。ラッキーとばかりにすぐに予約して、5時半に近所のなじみの店へ。出されるものを食べて、飲んで（生ビール１杯に日本酒１合）、楽できた。


お通しは、カボチャの煮つけ、切り干し大根の煮物、大根とコンニャクの煮物、キュウリとクラゲの和え物から、２種類選ぶ。

刺身盛り合わせは、マグロ、タイ、シマアジ。

手作りさつま揚げ

だし巻き卵

４カ月ぶりの文楽

５月以来、４カ月ぶりに文楽を観るために国立劇場に行く。今回は昼間がいいということで、１１時からの第一部「良弁杉由来」と「増補忠臣蔵」にした。前回、連れ合いを誘ったら、面白かったというので、今回も連れて行く。



二度の休憩を挟んで、「良弁杉由来」が終わったのが、２時近く。そのあと２０分の休憩後に１時間通しで「増補忠臣蔵」がある。相方が疲れた様子なので、どうする？と聞いたら、帰ると言うので、もうひとつの出し物はパスして帰って来た。やはり、４時間の拘束時間は長すぎるかな。


休憩時間に「北海道地震」募金の呼びかけがあり、ちょうどよい機会だと思って寄付してきた。

友からの頂き物をしみじみと味わう

１１日、母に会ったあと、母が入所している施設から１００ｍくらいの所にある私たちの定宿のレストランで、HちゃんとMちゃんの３人でおしゃべりした。連れ合いはその間、温泉に入ったり、テレビを見たりして、過ごしていた模様。

ふるさとに戻る楽しみのひとつは、半世紀以上の付き合いがある友達と会えることだ。なんでも話せるので、会うと心が軽くなる。彼女達は２人共、こまめで料理上手。今回も手作りのものをいただいてきて、しみじみと大切に味わっている。


Hちゃんからの唐辛子と麹入り甘味噌。甘味噌はご飯にのせて食べると食が進む。


Mちゃんの黒ニンニク。朝茶のお茶請けにする。

故郷でリフレッシュ

昨日から１泊で、母に会いに行って来た。毎月のおつとめも友人に会う楽しみもあるので、全く苦にならない。おしゃべりと温泉でリフレッシュできたから、また頑張れそう。


いつも宿泊する温泉施設の敷地から見た今朝の空はすっかり秋模様。


昨日散歩していたら、友人が車で通りがかった。いつも実家に遊びに来てくれた私の小学校の同級生なので、母は大喜び。


今日は母の仲良しの親類が会いに来てくれた。９８歳と８８歳の２人。


施設の共有スペース

『ブレス しあわせの呼吸』

品川で、イギリス映画『ブレス しあわせの呼吸』を見た。本作のプロデューサーの両親の実話に基づいた物語。

１９５９年、新婚のロビンとダイアナは出張先のケニアで、幸せな日々を過ごしていた。ところが、ロビンが突然病に倒れて、首から下が麻痺状態になってしまう。原因はポリオ感染で、人工呼吸器なしでは息することもできず、余命数カ月と診断される。

ロビンは息子が生まれても、将来に絶望し、死にたいと訴える。そこで、ダイアナは病院にはいたくないというロビンの願いを叶えるために、医師の反対を押し切り、リスクを承知で自宅で介護することを選ぶ。友人たちが人工呼吸器付きの車椅子を作ったり、車椅子で乗れるようにバンを改造したりと協力してくれ、やがて外出もできるようになる。そして、ロビンとダイアナはどんどん前向きに生きるようになり、人生を謳歌し、周囲の人々の考えをも変えていく。

逆境の中でもユーモアを失わず、軽やかに生きていく２人の姿に心を打たれた。２８歳で病気になった夫を３６年間介護したダイアナには想像を絶する苦労もあったはずだが、そんなことはみじんも感じさせない、強くて魅力的な女性。久しぶりに感動した一作。


帰りに目黒の「とんき」で夕食。

大坂なおみさん、すごい！

昨日も今日も強風と暑さの中でのテニス。疲れただけで、満足感なし。

今朝のビッグニュースは、なんと言っても全米オープンでの大阪なおみさんの優勝。テレビがないため、自動更新されるネットの速報で見ていただけだが、２セット目を制した瞬間、すごい！と叫んでしまった。

ちょうど２年前の９月、東レパンパシフィックオープンの決勝戦で、大阪なおみさんのプレーを初めて見た。ウォズニアッキに負けてしまったが、サーブやストロークがパワフルで驚嘆したことを覚えている。将来はグランドスラムで優勝もありうるかもと感じたほどだった。それが２年で実現してしまったのだから、お見事と言うしかない。まだ２０歳。これからどんどん活躍してくれることを願っている。


２０１６年９月、東レPPO決勝戦での大阪なおみさん。