SSブログ

『閉鎖病棟―それぞれの朝―』 [映画]

今日も好天。どこかへ散歩に行くのはどう?と連れ合いに提案したが、即却下。テニスクラブが休みの火曜日は映画と刷り込まれているため、ほかの予定に変える選択肢はないらしい。

いつもと同じ品川の映画館で、『閉鎖病棟―それぞれの朝―』を見た。原作は精神科医で作家の帚木蓬生。とある精神病棟が舞台。死刑執行の失敗で生きているが車椅子生活の秀丸、統合失調症で幻聴に悩まされるチョウさん、継父のDVで入院してきた由紀の3人を中心に患者たちの人間模様が描かれる。それぞれに深刻な事情を抱え、家族や社会から遠ざけられて生きる彼らはお互いに心を通わせていくが、ある日衝撃的な事件が起きてしまう。

ショッキングなシーンから始まり、重くて暗い内容なので、もっと心が元気な時に見ればよかったと思った。でも、辛い、悲しいことをたくさん経験してきた人たちの優しさが伝わってきて、心に沁みた。主役級の俳優だけでなく脇役も含めた出演者全員の演技が素晴らしく、見る価値あり。

DSC03630.JPG
先月、札幌の円山動物園で見た名前知らずの植物。
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感