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『ラスト・クリスマス』 [映画]

昨日は4時からの忘年会に出る前に日比谷で、イギリス映画『ラスト・クリスマス』を見た。

クリスマスシーズンのロンドンが舞台。クリスマスの装飾品を売る店で働いているケイトは子供の頃に旧ユーゴから家族と移住した。歌手を目指しているが、ことごとくオーディションに落ち、生活もだらしない。ユーゴでは弁護士だった父親はイギリスではタクシードライバーで、うるさい妻がいる家にあまり帰らない。姉とも疎遠で家族は崩壊寸前。そのうえ、友達にも見放されたケイトはトムという不思議な男性に会う。徐々にトムに惹かれていくが、彼の方からは会いに来ないし、2人の距離は縮まらない。そんなある日、ケイトはトムの秘密を知ってしまう。

初めは単なるラブコメディかと思ったが、移民・貧困・LGBTなどの社会問題をもさらりと盛り込み、ファンタジックで心温まる作品。東欧なまりで話す母親役のエマ・トンプソンの演技が見事。彼女は原案や脚本にもかかわっている。今の季節に見るのにぴったりの映画だった。

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テニスクラブのHさんの絵。絵が描ける人が羨ましい!
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