SSブログ

『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』 [映画]

恵比寿で、アメリカのドキュメンタリー映画『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』を観た。今回も観客はわずか13人。映画館も我慢の時だ。閉館要請が出ていないだけ、日本はまだましか。

ロサンゼルスに住むジョンとモリ―の夫婦は殺処分寸前だった犬を引き取る。ところが、夫婦が留守の間、ずっと吠え続けるため、アパートを追い出されてしまう。それを機に、2人はロスから1時間ほどの所に農地を買って、移り住む。そこは東京ドーム17個分もある荒れ果てた農地だった。伝統的農法の伝達者、アランに指導を仰ぎ、さまざまな動物を飼い、多種類の果樹を植え、自然農法を実践していく。自然に翻弄されながらも自然と共生する術を身に着けていく8年間を描いた作品。

とにかく、ジョンがカメラマンということもあって映像が素晴らしい。そして、動物・植物・昆虫類が相互にかかわることによって、バランスの取れた自然形態を作り上げていく過程が面白い。映画の中の果樹園が「奇跡のリンゴ」の木村秋則さんのリンゴ畑と似ているなあと思った。効率一辺倒になってしまった農業と対極にある自然農法が奥深く、魅力的。

a.jpg
近所の花桃が満開
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感