SSブログ

『存在のない子供たち』 [映画]

先週の火曜日に続いて、品川に映画に行く。先週は私たち夫婦を入れて3人だけの観客だったが、今日はなんと2人だけの貸し切り状態。ぜいたくな映画鑑賞だった。いったん帰宅して、お昼を食べてから、私は鍼灸院へ。かなり凝っていますねと言われたけど、終わった後は心までも和らいだ。

カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したレバノン出身の女性監督の作品『存在のない子供たち』を観た。レバノンのベイルートの貧民街で両親と多くの弟妹と暮らす12歳のゼインが主人公。彼は両親が出生届を出さなかったため、自分の誕生日も知らないし、社会的には存在していない。ある事件の加害者として、少年刑務所に収監されたゼインが“自分を産んだ罪”で、両親を訴えた法廷シーンから始まり、そこに至るまでの経緯が描かれる。

貧困、児童労働、児童婚、児童虐待、子供の人身売買、不法移民など、中東が抱える社会問題がドキュメンタリー風に描かれ、胸がえぐられる。これが現代の話とは信じられないほどの衝撃を受ける。ゼインを演じた少年は実際シリア難民だったそうで、華奢な体と悲しみに満ちた眼差しで、圧倒的な存在感を放つ。久しぶりに心にぐさりと刺さる映画だった。

田舎の友達からの野菜は今日で完食。

1.jpg
千切りしたキャベツをベーコンと炒め、酢・コンソメ・胡椒を入れて煮る。肉やソーセージの付け合わせにぴったり。

2.jpg
キヌサヤは味噌汁にも使ったが、今夜はコンニャク・人参と共に白和えにした。
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感