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『浅田家!』 [映画]

ケアマネージャーにちゃんと健診は受けてくださいと言われたため、連れ合いを国保基本健診に連れて行く。自宅から一番近い、徒歩3分のクリニックに数年ぶりに行ったら、代替わりして、息子さんが主に診療していた。お父さんの方は私たちと同世代だから、当然か。重そうな鞄を持って、速足で往診に行く姿をよく見かけたが、最近はあまり出会わない。

午後は映画へ。品川で本日公開の『浅田家!』を観る。実話を基にした作品で、1人の写真家と彼の家族の物語。12歳の時、写真好きの父親からカメラをもらった浅田政志は、写真専門学校に進学。あまり授業に出ていなかったにもかかわらず、卒業制作で学校長賞を取る。卒業後は郷里に戻り、パチスロでお金を稼ぐ日々。3年経って、ようやく写真を撮る気になり、選んだテーマは浅田家の家族写真。テーマごとに様々なコスプレに身を包んだ両親と兄の4人家族を撮った。その後、東京に出て、写真家の下働きをしながら、家族写真の個展を開く。それが縁で、写真集が出版され、木村伊兵衛写真賞を受賞。プロの写真家として歩み始めた矢先に東日本大震災が起きる。1カ月後、岩手に向かった彼は泥だらけになった写真を洗っているボランティアに出会う。

浅田家の皆さんがとにかくユニーク。いくら息子に頼まれたからと言って、普通の親はコスプレ姿で被写体にならないと思う。家族写真の依頼があると、撮る前にその家族に会って話をしてから、どういう場所でどういうポーズで撮るか決める。出来上がった写真はそれぞれの家族の良さがにじみ出ていて、面白い。写真の力はすごいなとあらためて感じさせてくれる映画だった。

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昨日、林試の森へ向かう際に見たハナミズキの実

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林試の森に咲く彼岸花
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