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『博士と狂人』 [映画]

久しぶりに渋谷に出て、映画を観る。新しい高層ビルができたと思っていたら、東急デパートは解体中だった。ちょっと行かぬ間に渋谷がどんどん変わっていく。

観たのは、イギリス映画『博士と狂人』。原作は1998年に発行され、ベストセラーになった、世界最大の辞書「オックスフォード英語大辞典」の誕生秘話を記したノンフィクション。日本でも翻訳本が出ていると知って、早速図書館に予約したら、3人待ち。やはり映画の影響か。

19世紀のイギリス。貧しい家庭の出身ながら独学で言語学者になったマレーはオックスフォードで英語辞典編纂のリーダーに任命される。シェイクスピアの時代の言葉まで収録するという壮大なプロジェクトは困難を極め、一般の人々にも資料の送付を呼びかける。やがて、マレーの元に大量の資料を送ってくる協力者が現れる。その協力者とは殺人を犯して精神病院に収監されている元軍医でアメリカ人のマイナーだった。

辞書をつくるという大事業を進める中で、マレーとマイナーの友情、マイナーに夫を殺された未亡人とマイナーの交流が描かれる。マレー役のメル・ギブソンの安定した演技も罪の意識に苛まれるマイナー役のショーン・ペンの狂人ぶりも見事。それにしても、辞書の完成が着手してから70年後だったというから驚く。

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昨日、遂にプルメリアの最後の一輪が落ちてしまった。一輪だけになってから10日間も咲き続けていた。真夏は開花後2-3日で落花していたのに、よくぞ頑張った。6月中旬に咲き始めて、4カ月余り楽しませてくれた。来月中旬頃には部屋に入れて、休ませてあげなきゃ。
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