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『罪の声』 [映画]

品川に映画に行く。一度全席使用可に戻っていたのに、再び席を一つ空けての販売になっていた。コロナの感染状況によって方針が変わるらしい。まあ平日の映画館は元々空いているので、影響はないだろうが、なにかと大変だなあと同情してしまった。

観たのは、邦画『罪の声』。グリコ・森永事件をモチーフにした作品で原作があるが、読んでいない。新聞記者の阿久津は、平成が終わるにあたって既に時効になっている昭和最大の未解決事件の真相を追う仕事を言いつけられる。一方、京都で紳士服の仕立屋をしている曽根は父の遺品の中からカセットテープを見つける。テープには自分の子どもの頃の声が録音されていたが、それは世間を騒がせた事件で使われた脅迫テープと同じものだった。阿久津と曽根はそれぞれに手掛かりを求めて調査をしていくうちに出会い、協力して事件の真相にたどり着く。

世間を揺るがした事件のことはすっかり忘れていた。脅迫に使われた子どもの声から事件の核心に迫っていくというストーリーの展開が見事で、2時間半近い上映時間が全く長いと感じられなかった。久しぶりに面白い社会派ミステリーだった。原作も読んでみたい。

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近所の空き地に咲く雑草
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