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「大川わたり」を読む [読書]

曇りがちな天気ながら、蒸し暑さが半端じゃなかった。夕方、雷鳴がとどろく中、徒歩20分の病院へ2日目のワクチン接種に行く。行きはかろうじてセーフだったが、帰りはどしゃぶり。風もあったので、傘を差しても下半身がびしょぬれになってしまった。

山本一力著「大川わたり」を読んだ。腕のいい大工の銀次は恋仲だった女と彼を育ててくれた棟梁を失って、博打に手を出し、二十両の借金を作ってしまう。賭場の親分から、深川から追放、金を返すまでは再び大川を渡ってはならない、渡ったら殺すと言い渡される。神田の道場に居候しながら1年間心身を鍛えた銀次は道場主の紹介で呉服商の手代になる。銀次の働きぶりはお店の人たちの間で評判が良かったが、ねたみがもとで再び銀次を陥れようとする悪だくみが待ち受けていた。

懸命に更生しようとあがく男の苦難の物語。江戸の下町の人情もので、後味の良い作品だった。

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途中に咲いていた名も知らぬ花
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暑さとの闘いが待っている [暮らし]

久しぶりにお日さまがお出ましになった。大物を洗濯して、暑くならないうちにと朝いちでスーパーへ。一人だとゆっくり品定めができるのはいいけど、重い物をたくさん買えない。昨日も引きこもりの連れ合いを外に出さなきゃと、昼近くに別の買い物に行く。

月曜が雨でテニスレッスンに行かなかったため、テニスコート近くの和菓子屋で抹茶用の生菓子が買えなかった。それで、まずは近所の和菓子屋へ。それから、コンビニで水、最後にいつものパン屋で昼食用のパンを買う。水は当然連れ合いに持ってもらう。往復20分くらいしか歩いていないのに、疲れたを連発。急に暑くなったから、余計に疲れたのかもしれない。

今日の東京は最高気温が33度を超えたみたい。さすがに暑くて、遮熱カーテンをおろして、今年初めて冷房をつけた。梅雨が明ければ、今度は暑さとの闘いになる。

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皮付きの鰹のさくはなかったので、皮なしでたたきにした。金串を3本打って、ガスコンロの上で炙り、キッチンペーパーとラップに包んで、冷凍庫で1時間ほど冷やす。昔は炙ったあと、氷水にとって冷やしたが、20年くらい前に冷凍庫に入れほうが水っぽくならないと魚屋さんに教えてもらった。
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ウオーキングをかねて歯科医院へ [暮らし]

歯のクリーニングのため、徒歩で歯科医院へ。前々回までは連れ合いと一緒に行き、2人続けてやってもらっていたが、前回から1人ずつにした。私の治療が終わるのを待っている間、連れ合いが不機嫌になり、先生とゆっくり話もできないので。

歯科医院は、電車で行っても30分、歩いても30分の場所にあり、いつも徒歩で向かう。先月、連れ合いの受診について行った際、到着したら玄関に座り込むほど疲れた様子だった。次回はタクシーで連れて行くしかなさそう。

帰りにはちょっと降られたけど、行きは傘をさす必要がなくて、久しぶりに速足で歩くことができた。商店街をきょろきょろ見ながら歩いていたら、文房具屋を見つけた。在庫が少なくなり、買いたいと思っていたハガキを購入。連れ合いが一緒だと、どこにも寄れないが、一人だとあちこちのお店を覗けて楽しい。

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雨に濡れた木槿
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自分で作るカレーは美味しい [料理]

急に雨が落ちて来たと思ったら、しばらくたつと止み、また降るという繰り返し。結局一日中道路が乾くことはなかった。不明者捜索中の熱海の状況が心配。

朝、連れ合いの付き添いで銀行のATMへ。なんとか暗証番号は覚えているが、もう一人では無理。まだ私にお任せという気にはならないみたいなので、勝手に彼の通帳やカードを持ち出すわけにもいかない。認知症の人のお金の管理がいろいろ問題になっているが、金融機関がもっと融通をきかせてくれないと、施設への入所など、まとまったお金が入り用になった時に家族が困る。

昨年の緊急事態宣言以降、外食が急減し、家で三食食べることが多くなったため、レトルトのカレーやパスタソースを昼食用に使い始めた。初めは、まあまあの味だわとそれなりに満足していたが、だんだん飽きてきた。そこで、久しぶりにいつもの自分流カレーを作った。やっぱり自分で作るほうが断然美味しい。

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豚肩ロース肉・ジャガイモ・タマネギ・人参が定番だが、冷蔵庫にあったズッキーニとエリンギも入れた。市販のルーを使うが、薄切りしたタマネギを小一時間炒めるのがコツ。本を読みながらできる。半分は冷凍にして、カレーうどんで食べるつもり。
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『キャラクター』 [映画]

朝降っていた雨が止んだので、品川に映画を観に行く。映画は一人で観る主義だったけれど、ここ3年は常に連れ合いと一緒。上映時間が昼前後であること(電車が混まない時間に移動したいため)、慣れている映画館で上映していること、連れ合いが興味を持ちそうな内容、などを考慮して、観る作品を決めている。

今日観たのは、邦画のサスペンス『キャラクター』。山城は漫画家のアシスタントをしているが、絵はとても上手なのに、人のいい性格のせいか悪役をリアルに描けない。家をスケッチしてくるように師匠に言われた夜、スケッチした一軒家で家族4人が猟奇的な殺され方をしているのを発見。去っていく犯人の顔を見てしまうが警察には見ていないと嘘をつく。やがて、山城はその時の犯人をキャラクターにした作品を描き、人気漫画家になる。ところが、山城の漫画の内容をなぞるような殺人事件が次々と起こる。そして、犯人の男が山城の前に現れる。

ぞっとするような怖い話で、目を背けるような陰惨なシーンもあるが、飽きさせない展開で、まあまあ面白かった。あとには何も残らないが・・・

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弟のナス・ニュージーランド産カボチャ・油揚げの出汁煮
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しっかり昼寝をする [暮らし]

今日も梅雨空。時折サッとにわか雨が降るので、油断できない。洗濯物を取り込んだり、また外に出したりと忙しい。日に日に蒸し暑くなってきている。

午前中、3週間ぶりに鍼灸院へ。せめて2週間ごとに行こうと思っているのに、なかなか実行できない。お昼を食べたあと、本を読んでいたら、猛烈に眠くなった。椅子でうたた寝するより、ちゃんと寝たい気分だったので、畳の上に横になる。30分ほど眠ったら、気分がすっきりして、だるさもとれた。鍼の効用かな。

今日はパン屋が休みで、連れ合いはどこへも行かず、引きこもり。明日は映画にでも連れ出さなくては。

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友人からいただいたジャガイモをコンビーフと炒める。ベーコンを使う時もあるが、簡単でビールに合う。みじん切りのタマネギとコンビーフを炒め、切って固めに茹でたジャガイモを加えて炒め、塩・黒胡椒で味付けるだけ。
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30分早く雨が止んでくれたら [つぶやき]

月曜日は連れ合いのテニスレッスン日。朝起きたら雨が降っていたが、出かけるまでには止むかもと望みを抱いていた。雨脚が弱くなっても、なかなか止んでくれない。8時10分には家を出なくてはならないので、30分前にコーチにキャンセルのメールを送った。

ところが、出発時間の頃になって霧雨のようになり、雨が上がり始めた。レッスン開始時間の9時にはすっかり止んでしまい、がっかり。それにしても、あと30分早く雨が止んでくれたらと悔しかった。

結局、今日も2人で引きこもり状態。時折にわか雨が降るので、出かける気が失せた。

弟からの野菜を使った料理が続く。

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新鮮なズッキーニが手に入った時には生で食べる。スライスして塩をしんなりさせてから、マヨネーズ・ポン酢・わさび・削り節で和えた。

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調理用トマトのチーズ焼き。切ったトマトをフライパンに並べ、塩・オレガノを振り、蒸し焼きにする。火が通ったら、溶けるチーズをのせて、火を止め、蓋をしてしばらくおく。超簡単で美味しいトマト料理。
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「流浪の月」を読む [読書]

しとしとと一日中雨が降り続いた。今日も連れ合いをパン屋に連れ出す。往復10分くらいしか歩かないのに、疲れたとのたまう。午後は、買い物がてら一人で都議選の投票へ。雨のせいか、投票所は人が少なかった。

凪良ゆう著「流浪の月」を読んだ。7-8カ月前に図書館に予約した本で、2020年度本屋大賞受賞作。

仲の良い両親の下、世間の常識に縛られない育ち方をした更紗。父が亡くなり、母が男と出て行ってしまったあと、伯母の家に引き取られる。そこでの息苦しい暮らしから逃れたくて、公園で会った青年の家について行く。その青年、大学生の佐伯は逆に教育熱心な母親に育児書どおりに育てられたが秘密を抱えている。2人の奇妙な同居生活は2カ月に及び、外出した途端、少女誘拐事件の当事者とわかって、佐伯は逮捕、更紗は児童養護施設送りになる。

事件から15年後、24歳になった更紗は恋人と同棲し、ファミリーレストランでバイトをしている。ある日、同僚と行ったカフェで、佐伯に再会。世間はひどい目にあったかわいそうな女の子としか自分を見てくれないが、更紗にとって佐伯は加害者ではなく、世間の常識というプレッシャーから救ってくれた人。更紗と佐伯の間には一切恋愛感情はない。しかし、お互いにとって必要な存在であるという世間からは理解されない絆があった。

本屋大賞を受賞したということで、期待して読んだのだが、心に響くわけでもなく、面白い作品でもなかった。単に好みが合わなかったということか。

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今朝の抹茶。生菓子は露草。

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雨に濡れたアガパンサス
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日記の効用 [つぶやき]

朝起きたら、激しい雨。昼近くに止んだので、2日間引きこもりの連れ合いを外に出すためにパン屋へ。午後は一人で、図書館とスーパーに行く。

今日の新聞に日記の効用が取り上げられていた。順天堂大の小林教授が勧めるのは、3行日記。①今日いちばん失敗したこと、②今日いちばん感動したこと、③明日の目標ーの順番で1行ずつ合計3行、夜寝る前にゆっくりと書く。3行日記をつけると、身体のライフラインである自律神経が整い、心身をコントロールできるようになると教授は言う。

日記が心身の健康にもたらすよい影響については、様々な研究があるらしい。効果がある日記の特徴は、出来事だけでなく、つらかったことや楽しかったことなど、どう感じたか「感情」を書くこと。たまっていた感情が発散されて苦悩がいやされ、自律神経や免疫などの機能がよくなるとか。

私がブログで愚痴っていることがまさしくそれに当てはまると思って、うれしくなった。自分の健康のためにこれからもブログを続けなくちゃ。

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夕飯は、スーパーで見つけた北海道産カレイの煮つけ、枝豆、友人が市民農園で作ったモロッコインゲンのマヨネーズ・すりごま・ポン酢和え、弟からのトマトと友人からの大葉でサラダ(ごま油・酢・醤油のドレッシングで)。ビールは2人で350ml入1缶。
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女子会は中華料理店で [友達]

今日も一日中雨降り。連れ合いに昼用のおにぎりを作って、レインコートに雨靴の出で立ちで出かける。友人たちに誘われて、久しぶりの女子会に出席。女性5人で、大いにしゃべって、食べて、楽しい時間を過ごす。アルコールが飲めなかったのが残念!

自分のブログのトップページを見て、記事数が昨日で4000に達したことに気付いた。ブログを始めて、ちょうど13年8カ月。毎日更新するようにしているが、旅行中や田舎の母の所に滞在中は休んだ。最近は旅行にも行かないので、記事数は増えているが、目新しい記事は書けない。連れ合いに関する愚痴ばかりになっているなあと反省しきり。でも書くことで、わだかまりや屈託を吐き出せるのも事実。今後はますます介護日記のような内容になっていきそう。

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「天国までの百マイル」を読む [読書]

今朝は雨の音で目覚める。昨日の時点では鍼灸院に行くつもりでいたけど、降りしきる雨を眺めていたら、出かけるのがおっくうになった。結局、2人で家に引きこもり。連れ合いは朝、1階のゴミ置き場にゴミ出しに行ったから、玄関から出たけれど、私は一歩も出ずに過ごす。連れ合いは一日パソコンの前で、時折居眠りしながら映画やドラマの鑑賞。私も本読みの合い間に居眠り。同じような老化現象が出ている。

浅田次郎著「天国までの百マイル」を読んだ。40歳の城所は事業に失敗し、会社も妻子も失い、友達の会社に情けで雇ってもらっている。給料の30万はすべて妻子への仕送りに消えてしまい、ホステスのマリさんに養ってもらっているようなダメ男。心臓病で入院した母親を見舞ったら、主治医からその道の第一人者である教授でも手術は不可能、内科的な対症療法しかない、いつ致命的な発作が起きるかわからないと宣告される。しかし、千葉の田舎町の病院に天才的な心臓外科医がいるから、彼なら手術をしてくれるかもしれないと言われる。母に少しでも長く生きてほしい城所は、知り合いに借りたワゴン車に母を乗せて、奇跡を信じて100マイル(160㎞)先の病院に向かう。

母と息子のそれぞれの思い、マリさんの無償の愛に泣かされる。城所の友人や病院への搬送中に出会う人たちも優しい。天才外科医のキャラクターが最高。,こんな医師に診てもらえたら、病人はだれでも元気になりそう。温かい気持ちになれる作品だった。

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先月いただいた時鮭が一切れ冷凍庫に残っていたので、お昼に鮭寿しにした。焼いてほぐし、酢をふりかけておいた鮭・キュウリ・生姜(丸のまま梅酢に浸けておいたものを千切り)を酢飯と混ぜただけ。
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