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「悪寒」を読む [読書]

朝、林試の森まで散歩。風が吹いていて、家に居るよりずっと涼しいなと思いながら歩く。出発時は晴れていたのに、途中から黒い雲が現れて、戻る時に降られた。夏の雨は濡れても気持ちがいい。子供の頃、夕立にあってびしょぬれになり、悲しいより気分が高揚したことを思い出した。

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散歩の途中に咲いていたデュランタ

伊岡瞬著「悪寒」を読んだ。会社の不祥事の罪をかぶって、山形の関連会社に飛ばされ、そこで上司のいじめにあっている藤井。東京の自宅には母・妻・娘が暮らしているが、赴任後8カ月を過ぎたある夜、妻の倫子から不可解なメールが届く。急ぎ上京した藤井に警察から、藤井倫子を傷害致死の容疑で逮捕したという連絡が入る。殺されたのは藤井がいた会社の常務だった。しかも妻は罪を認めているという。どうして妻がと気が動転している藤井に彼の知らない事実が次々と突きつけられる。

真実を語っているのはだれなのか、だれがだれをかばっているのか、真相は二転三転して、意外な結末を迎える。前半は読むのに少々根気が要ったけれど、急展開の後半は一気に読めた。この著者の作品は初めてだったが、他のも読んでみよう。

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お昼は昨日いただいたシソをのせた冷や麦。つけ汁に梅干しをペースト状にして入れた。我が家の冷たい麺を食べる時の定番。さっぱりして美味しい。

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夏野菜の煮物。ナス・パプリカ・万願寺唐辛子を油でサッと炒めてから、出汁で煮た。
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