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『ぼけますから、よろしくお願いします』 [映画]

暑さのせいか、身体がだるくてしゃきっとしない。室温が30℃以上になるとエアコンをつけているため、冷房の影響もあると思う。朝一番で鍼灸院へ。鍼とお灸で治療してもらった。

午後は2カ月ぶりに連れ合いと病院へ。今日は受診前に年に一度の検査があり、30分ほどかかった。外で聞いていたら、年月日、曜日、季節は言えなかった。主治医との面談まで1時間あったので、一度帰宅し、私一人で受診。処方箋をいただいて、薬局に寄って来た。

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近所に咲く花

昨日、アマゾンプライムビデオで、ドキュメンタリー映画『ぼけますから、よろしくお願いします』を観た。数年前公開された時に観たいと思っていた作品。監督の信友直子さんは、ドキュメンタリー制作に携わるテレビディレクターで、大学進学で上京して以来何十年も東京で一人暮らしをしている。90代の父と80代の母は広島の呉に2人だけで住んでいる。45歳で乳がんになり、自分の闘病生活を撮った直子さんは、その後帰省するたびに両親にカメラを向けるようになる。

やがてファインダーを通して、お母さんの変化に気付く。認知症と診断され、一人っ子である自分が仕事を辞めて両親のもとに帰ることも考えるが、お父さんに「介護はわしがやるから、あんたはあんたの仕事をせい」と言われる。そして、両親を訪ねる回数を増やして、2人の生活をカメラに収めていく。

料理上手で社交的だったお母さんが変わっていく姿を撮るのは、さぞかし辛くて切ない作業だっただろうなと思わずにはいられない。でも、大変な日常でも家族愛に満ちているのがよくわかり、胸が熱くなった。お母さんが苦悩のあまり、喚き散らすシーンがあるが、連れ合いも同じように苦しみを抱えているのだろうな。それを言葉で表せないのがかわいそう。

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今夜はマスノスケをわさび醤油に数分浸けておき、炊き立てのご飯の上にのせて、食べた。口の中でとろけてしまうほど。いつもはマグロで作る丼だが、マグロよりも何倍も美味しかった。

昨日の良かったこと
①林試の森へ散歩に行き、外国人と話をした。
②Hの友達がマスノスケを送ってくれた。
③マスノスケをルイベで食べたら、旨かった。
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『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』 [映画]


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今朝の抹茶

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おかゆに昨夕いただいた釜揚げしらすをたっぷりのせた。

昨夜、連れ合いがDVDを図書館に返しに行かなきゃと言っていた。この分だとまた開館時間前に行く羽目になりそうと思っていたら、忘れてしまったらしく、今朝は何も言い出さなかった。9時10分前に私の方から、そう言えばDVD返却期限が今日なんでしょう、これから一緒に行かない?と声を掛ける。

9時でも既に強い陽射しが照りつけ、かなり暑かった。帰り道スーパーに寄りたかったが、連れ合いが疲れたを連発するので、いったん家に戻ってから、1人で出直す。パン屋へ出かける時に誘ったが、今日は行く気なしだった。

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近所に咲く花

買いたいパジャマをネットで探していたら、Amazonで見つかった。ここ1年くらいAmazonで買い物をしていなかったが、とりあえず欲しいものだったので、買うことにする。そしたら、プライム会員30日間無料体験という画面が出た。そう言えば、WBCのドキュメンタリー映画がAmazonのプライム会員になれば観れることを思い出した。映画館で観たかったが叶わなかったので、無料のうちに観ようと会員になる。

『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』は、栗山監督やコーチ陣がWBC侍ジャパンの選手を決める会議から始まって、優勝を果たすまでの130分の密着ドキュメンタリー。結果はわかっているけど、今まで観た動画には出てこないシーンがたくさんあって、あらためて感動したし、見ごたえがあった。クレジットが終わって、最後の最後に面白いシーンがあるので、くれぐれもクレジットが始まってすぐに画面を閉じないように。

昨日の良かったこと
①元同僚たちと女性4人でカフェで朝食会をして、楽しくおしゃべりした。
②目黒線緑道で花壇ボランティアのTさんと遭遇し、アオイの種をいただいた。
③マンションの方から、釜揚げしらすをいただいた。
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『シャイロックの子供たち』 [映画]

昨夜8時に寝た連れ合いが朝刊取って来たと言っているのが聞こえて、目を覚ます。時計を見たら、なんとまだ11時少し前で、取ってきたのは朝刊ではなく夕刊だった。それから、また寝たがなかなか眠りにつけず、今度は4時に起こされる。5時前には朝ご飯を終えたので、6時15分に散歩に出た。さすがに街は静かで、歩いていて快適。これからは早朝に歩くにかぎる。


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本日の洗足池。杭の上でじっとしているゴイサギを見たが、オナガガモが1羽もいなかった。渡り鳥なので、北の方に行ってしまったのかな。

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池の後ろの山ではソメイヨシノがほころび始め、コブシが咲いている。

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あちこちの家で珍しいツバキに出合えた。それにしてもツバキの種類の多さに驚かされる。

工事のため10時~14時まで、マンションのすべての電源が切られた。パソコンが使えないと連れ合いはドラマや映画が観られないため、どうしようかと考えた末、映画館に行くことにした。直前まで黙っていて連れ出し、品川の映画館で9カ月ぶりに映画を観る。

時間と内容を考慮して選んだのは、『シャイロックの子供たち』。原作が連れ合いの好きな池井戸潤さんで、邦画だからストーリーを理解しやすいだろうと思った次第。

ある銀行の小さな支店で現金100万円が紛失するという事件が起きる。真相を探るうちに裏にあるさまざまな悪だくみが明らかになっていく。欲望とお金に翻弄される普通の人々を描き、ミステリーの要素もあって面白い。原作は読んでいないが、娯楽作品として十分楽しめた。


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カレーを仕込んでから映画に行く。
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『ラサへの歩き方』をDVDで観る [映画]

朝から一日中雨が降り続く。それもしとしとではなくて、本降りの雨。さすがに外に出る気にはなれず、2人で引きこもり。

もう数カ月映画館に行っていない。最後に行ったのは6月の末だったかな。以前は予定がないと映画に行こうと言っていた連れ合いが全くその気がなくなり、一切口にしなくなった。1人で行くとしても、往復の所要時間と上映時間を合わせると、少なくとも4時間は留守になるため諦めた。そこで、図書館で初めてDVDを借りた。公開当時観たいと思っていたのに見逃した作品を借りて、パソコンで視聴。

『ラサへの歩き方』は、チベットの小さな村の人たち11人が約1年かけて、聖地ラサとカイラス山までの2400㎞を五体投地で巡礼する姿を描いたロードムービー。五体投地とは、合掌し、両手・両膝・額(五体)を地面に投げだし、うつ伏せ、立ち上がるという動作を繰り返しながら進む。フィクションだが、出演者は実際にチベットの村に暮らす人たちで、まるでドキュメンタリーのようだった。

15年前、ツアーでチベットに行った時に五体投地の巡礼者を道路で見かけたことがある。厳しい自然の中を五体投地で聖地を目指す人々の信仰心に圧倒されたことを思い出した。過酷な巡礼なのに、人々は淡々と日常生活を送っているように進んでいく。食べて、テントで皆で体を寄せ合って寝て、五体投地を繰り返し、他者のために祈り、途中で子どもが生まれ、そして老人が死ぬ。人生はシンプルなのだと思わせてくれる作品。壮大な自然の映像と巡礼者の姿に癒された。


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昨日の散歩で見かけた紅葉と花

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シドニー滞在中の友達から送られてきたジャカランダの写真。
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『峠 最後のサムライ』 [映画]

午後から品川に映画『峠 最後のサムライ』 を観に行く。往復タクシーを利用。平日だというのに映画館のロビーが人であふれていたのにはびっくり。コロナで閉館していた時以外は月に1-2回は通っていたが、こんなににぎわっていたのはコロナ以後初めて。友達からの情報によると、最近図書館も混んでいるらしい。多分、涼を求めてやって来る人が多いのだと思う。映画館も同じなのかな。

『峠 最後のサムライ』は原作が司馬遼太郎だが、読んでいない。主人公の河井継之助という人物も知らなかった。大政奉還後、諸藩は旧幕府軍と新政府軍に分裂。鳥羽・伏見の戦いから戊申戦争へと移っていく。越後の長岡藩の家老、河井継之助は戦争を避けるべく、どちらにも属さずに中立の立場で和平を画策するが、失敗に終わる。

河井継之助の人物像や思想がいまいち明確に描かれていないので、感情移入ができず、心に響くものがなかった。全体的に散漫な感じで、せっかくいい役者をたくさんそろえたのにもったいない。


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本日の林試の森。イチョウの木を見上げたら、ギンナンがびっしりとなっていた。秋が楽しみ。珍しくウグイスの鳴き声を聞いた。

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向かう途中で見た花たち。木槿がいっせいに咲き始めた。
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『太陽とボレロ』 [映画]

2カ月ぶりに映画に行く。いつものように往復タクシーを利用。連れ合いと一緒の時、乗り換えがある電車移動だと何かと気を遣うので、タクシーに限る。

『太陽とボレロ』は、18年の歴史をもつ地方都市のアマチュア交響楽団とそれを支える人たちの物語。父亡きあと家業を継ぎ、母の面倒を見るためにピアニストになる夢を諦め、故郷に帰った理子。楽団のパトロンとして、奮闘してきたが、年々運営が苦しくなる。役所や金融機関に掛け合っても援助は得られない。そして、遂に解散という辛い決定を下すことになる。しかし、ラストコンサートをめぐって、楽団員の気持ちが一つにまとまらない。コンサートができないまま解散するのかと、皆が諦めかけた時に小さな奇跡が起きる。

監督・脚本が俳優の水谷豊さんで、ご本人も出演している。ストーリーは平坦で感動するわけではないが、音楽がよかった。特に西本智実さん指揮のボレロの演奏シーンが最高。数少ない女性指揮者ということで、新聞などで取り上げられた記事や写真は見たことがあるが、実際に指揮をしている動画を見たのは初めて。すごくカッコイイ人だった。ロケ地が松本周辺だったらしく、風景の映像が素晴らしい。音楽と風景だけでも観る価値ありかと。


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花はヤマボウシにそっくりなのに葉がツバキみたいでつるつるしている。調べたら、常緑ヤマボウシという種類らしい。

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クチナシの花
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『みかんの丘』 [映画]

今日も一日中雨降りの天気。家に引きこもっていたかったが、連れ合いが昨日から一歩も外に出ていないため、雨が小降りになった時にパン屋に連れ出す。満開だった八重桜が雨に打たれて、花が下を向いていた。もう八重も終わりか。

散歩にも行けず、本を読んだり、パソコンで映画を観たりして過ごす。無料の動画サイトGYAOで、2013年製作のエストニア・ジョージア合作映画『みかんの丘』を観た。2015年のアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされただけあって、佳作。まさに今観るべき映画だ。19日までGYAOで視聴できる。

ジョージア(グルジア)とアブハジア自治共和国の内戦下、アブハジア内のエストニア人集落が舞台。戦乱を避けて、多くのエストニア人は母国に帰ってしまったが、みかん畑で働くマルゴスとイヴォはみかんの収穫のためにとどまっていた。ある日、戦闘で負傷した兵士2人を見つけ、自宅で介護する。1人はジョージア兵、もう1人はアブハジアの傭兵チェチェン人で、2人は敵同士だった。

淡々とした描写ながら、戦争の不条理を強く訴えている作品。ジョージアとアブハジアの紛争は知らなかったが、世界中至る所で同じような争いが繰り返されている。科学が発達しても、人間のほうは一向に進化しない。一体いつになったら、武力を使わずに紛争を解決できるようになるのだろうか。その前に地球が滅びてしまうかも。


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近所のサクラソウ。母が毎年育てていたので、この花を見ると母を思い出す。

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旬のサワラにみりんでのばした味噌を半日塗っておいてから、焼いた。
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『とんび』 [映画]

初夏のような陽気だった。登校する小学生を見ていたら、半袖姿が結構いたほど。朝の散歩は洗足池へ。歩いていて、海棠が咲いている家が意外と多いことに気付く。桜のように大きくならなくとも華やかなのが好まれるのかな。


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本日の洗足池

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畳3畳分くらいの所に一面レンゲソウが咲いていた。子どもの頃を思い出す。

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紐につながれて散歩するネコを初めて見た。

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途中の家で見た「水吉」という名のツバキ


早めのお昼を食べて、品川に映画に行く。本日公開の『とんび』を観た。重松清さんの原作はかなり以前に読んだが、テレビドラマは観ていない。昭和37年、瀬戸内の町の運送会社で働くヤスは妻との間に息子が生まれる。ところが息子が3歳の時に妻が事故で亡くなってしまう。ヤスは彼ら親子を自分の家族のように思い、手を差しのべてくれる周囲の人たちの助けを借りながら息子を育てていく。

高度成長期の時代から数十年間にわたる父と息子の家族愛を描いている。頑固だが純情な男、不器用で素直に愛情表現ができない昭和の父親を阿部寛が好演。笑いあり、涙ありのハートフルな作品で、温かい気持ちになれる。久しぶりに映画を観て泣いた。


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お昼はおにぎり。今年初めてキュウリを買って、三五八漬けにした。
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『ドリームプラン』 [映画]

一昨日、一人暮らしの友達からコロナに感染して4日目という連絡がきた。今朝、野菜や果物などを差し入れに行く。会うことは叶わず、ドアの前に置いてきた。38℃台の発熱、喉の痛み、咳が主な症状で、喉の痛みが薄らいで食べられるようになったが、咳がひどくて胸が痛くなるとか。どの症状も辛そう。数年前にインフルエンザに罹り、生まれて初めて点滴を受けた時の記憶がよみがえった。


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以前北海道の友達からいただいたとら豆を昨日煮て、友達の差し入れの中に加えた。

午後から品川に映画に行く。テニスのウイリアムズ姉妹の父、リチャードを描いた『ドリームプラン』を観た。まだ姉妹が生まれる前、優勝したテニス選手が多額の賞金を受け取ることを知り、自分の子どもをテニス選手にしようと思い立つ。テニスの経験があるわけではないリチャードは独学で指導法を研究し、娘たちを世界で通用する選手にするために計画書(ドリームプラン)を作成。批判や困難をものともせずに娘たちを最強の選手に育て上げる。

ウイリアムズ姉妹が世界王者になったのは彼女たちの父の存在があったからだと初めて知った。有名なコーチが娘のレッスンをしている時に口を挟んだり、普通の子どもと同じように勉強も遊びも必要とジュニアの試合には出場させない方針を貫いたりと、周囲の意見には耳を貸さない我が道をいく父親。よく娘たちが反抗せずに父親についていったなあと感心しながらも、実はお母さんの存在が大きかったのではないかと思った。アカデミー主演男優賞にノミネートされているウイル・スミスが破天荒な父親役を見事に演じていた。


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友達の家からの帰り道、久しぶりに等々力渓谷を歩く。都内とは思えぬ静寂さの中、せせらぎの音を聞きながら歩いていると、別世界にいるようだ。

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カルガモが2羽だけいた。

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斜面にツバキの木が何本もある。

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駅近くの和食屋に咲いていたコブシの花。
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『ウエスト・サイド・ストーリー』 [映画]

朝はいつものように歩いて、お昼を食べてからタクシーで品川の映画館へ。『ウエスト・サイド・ストーリー』を観る。今日は40人近い観客が入っていた。この2年間、客は私たち夫婦だけという日もあったので、少しずつ客足が戻ってきているようでうれしい。

『ウエスト・サイド・ストーリー』は言わずと知れたブロードウェイミュージカルの名作。1957年初演で、1961年に映画化された。今度のリメイク版監督は、なんとスティーブン・スピルバーグ。60年前、高校生の時に映画を観て、5年前には渋谷のシアターオーブで、レナード・バーンスタイン生誕100年記念ワールドツアーのブロードウェイミュージカル公演を観ている。

ダンスも歌も迫力があって、素晴らしかった。チャーミングで透き通った歌声の持ち主、マリア役の女優がとても魅力的。オリジナル版ではマリア役はナタリー・ウッドだったが、今回はプエルトリコ人役はヒスパニック系の俳優たちだった。舞台は1950年代なのにトランスジェンダーの若者も登場させているし、現代の問題も投影されている。


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本日の洗足池。パンの耳をちぎってばらまいている人がいて、鳥たちが争奪戦をしていた。

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映画の帰りに秋田美彩館で、野菜(ふくたち、アスパラ菜、春菊)を購入。
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『コーダ あいのうた』 [映画]

明日は雪かもしれないとの予報に、一日予定を繰り上げて映画に行った。品川の映画館は水曜日がサービスデーで、シニア料金と同じ1,200円なので避けていた。先月『クライ マッチョ』を観た時は数人しか入っていなかったが、今日はサービスデーのせいか、評判がいい作品だからか、20人の観客。それでもガラガラであることには変わりないけれど。

観たのは、『コーダ あいのうた』。ルビーは海辺の町で両親と兄と暮らす高校生。彼女以外の家族は耳が聴こえない。彼女は小さい時から家族の通訳者の役割を担い、今では朝3時起きで父と兄と共に漁にも出ている。新学期に合唱クラブを選択したルビーは顧問の音楽教師から歌の才能を認められ、ボストンの有名な音楽大学への進学を勧められる。しかし、耳の聴こえない両親はルビーの才能が信じられないし、家業にも必要な存在だと反対する。自分はずっと家族の通訳者でいなければならないのかとルビーは反発するが、悩んだ末に家族の手助けをしていこうと決心する。ところが、合唱クラブのコンサートに行き、周囲の反応を見て、娘の才能に気付いた父親はある決心をする。

家族愛にあふれた、笑いあり、涙ありの後味のよい作品だった。音楽も素晴らしい。家族同士は手話での会話なのだが、あまりに慣れている感じなので、俳優たちはよほど練習したのだろうなと思ったら、ルビー役以外の俳優は聴覚障がい者なのだそうだ。ちなみにコーダ(CODA, Children of Deaf Adult)とは、聴こえない・聴こえにくい親を持つ聴こえる子どものことを指す。

濱口監督の『ドライブ・マイ・カー』がアカデミー賞にノミネートされた。観たいけど、作品の内容と上映時間3時間を考えると、連れ合いと行くのは無理。数年前に同じ監督の『ハッピーアワー』を観たが、なんと上映時間が5時間を超えていた。


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本日の林試の森。広場は犬と飼い主の社交場。

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「秋の山」という名のツバキ

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映画のあと、秋田県のアンテナショップでセリをゲット。根っこもよく洗って、鍋物に入れた。
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『クライ・マッチョ』 [映画]

2カ月ぶりに映画に行く。往復タクシーを使い、品川で『クライ・マッチョ』を観た。監督・主演はクリント・イーストウッド。91歳という年齢を考えれば、もう最後の作品かもしれないと思いながらの観賞。観客はわずか数人。

ロデオで何度も優勝し、かつてはロデオのスターだったマイクは落馬事故以後、落ちぶれて、一人暮らしをしている。ある日、かつての雇い主からメキシコにいる13歳の息子、ラフォを元妻の元から誘拐してきてほしいと頼まれる。メキシコに向かったマイクは母親に虐待され、路上で生活するラフォを見つけ、2人でアメリカの国境を目指す。行く先々にさまざまな困難が待ち受けているが、親切な人との出会いもあり、旅を通して2人は変わっていく。老人と少年のロードムービー。

1930年生まれのクリント・イーストウッドの監督50周年、40作目の作品ともなれば、映画の出来不出来をとやかく言う必要はないかなと。御年91歳が監督と主演を務めるなんて、それだけで次元の異なることなので。チェックしてみたら、40本のうち13本しか観ていなかった。


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本日の林試の森。シニアの方々がグランドゴルフをするために落ち葉を掃いていた。

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池に薄氷が張っていた。

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枯葉の中から餌を探しているキジバト(ヤマバト)

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カラスは悠然とたたずむ。

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ツバキ

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河津桜のつぼみが膨らんできた。
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『老後の資金がありません!』 [映画]

品川に映画『老後の資金がありません!』を観に行く。往復タクシーを利用。この便利さ・楽さに慣れてしまい、電車で行く気がしなくなった。

50代の主婦、篤子はパートとして働きながら、堅実な生活をしている。ところが突然の義父の葬式や娘の結婚で、それほど多くない貯蓄があっという間に減ってしまう。追い打ちをかけるように夫の会社が倒産、篤子も雇止めに遭い、2人共無職に。和菓子屋をたたんで以来、老人用ケアマンションで悠々自適の生活を送る姑に仕送りしていた9万円が送れなくなり、成り行きで自宅に姑を引き取る羽目になる。金遣いの荒い姑との同居で篤子のストレスは増すばかり。そんな時に友人の頼みで、はからずも姑と共同作戦を組むことになる。

いろいろな社会問題を切り取って、それらを面白おかしく描き、笑わせながら、生き方を考えさせるような作品。愉快で楽しくて、こういうご時世に観るにはぴったりの映画だった。天海祐希も上手かったが、姑役の草笛光子の存在感がすごい!


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昨日の散歩で見たノボタン

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紅玉リンゴを見つけたので、サツマイモと煮た。
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『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』 [映画]

今日のウオーキングは朝、図書館とスーパーに行っただけなので、30分しか歩いていない。10時頃にタクシーを呼んで、品川へ。映画『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』を観た。

007シリーズは今作で25作目だそうだが、前作を入れても過去5作品くらいしか観ていないと思う。ほとんどはボンド役がダニエル・クレイグになってからだ。初めから、度肝を抜くカーチェイスが繰り広げられ、いつものごとくアクション満載だったが、少しメロドラマ的な要素が加味されていた。ロケ地、イタリアやノルウェーの素晴らしい景色にうっとり。懐かしいロンドンの街も目にすることができたし、旅行に行った気分をちょっぴり味わえた。


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昨日、林試の森で見たお茶の花

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近所のお宅に咲く山茶花
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『燃えよ剣』 [映画]

7時40分にウオーキングに出たら、道路が濡れていた。昨夜、雨が降ったらしい。雨上がりの青空の下、風に吹かれながら歩いたら、気分爽快だった。帰りにスーパーで買い物も済ませ、お昼を食べてから、品川に映画へ。今回も往復タクシーを使う。

観たのは、司馬遼太郎原作の『燃えよ剣』。幕末の新撰組の副長・土方歳三の生涯を描いた作品。幕末の歴史はある程度知っているつもりだったが、登場人物が多いうえに次々と事件が起きるので、理解するのが大変。それに残酷なチャンバラシーンが続き、辟易した。最近は連れ合いが好みそうな作品を選んでいるので仕方ないが、ちょっとがっかり。原作を読むことにしよう。


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本日の洗足池

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足音を聞きつけただけで、口ぱっくりの鯉たち

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湿地に生えているクレソン
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『護られなかった者たちへ』 [映画]

品川に映画を観に行く。前回は帰りだけタクシーだったが、今日は往復タクシーを使う。電車で行くと1回乗り換えるので、何度も階段やエスカレーターを使うことになり、連れ合いばかりでなく、面倒を見る私も疲れる。

観たのは、連れ合いが好きな阿部寛が出演している『護られなかった者たちへ』。東日本大震災から9年後、津波の被害を受けた宮城県で、連続殺人事件が起きる。被害者は全身を縛られて放置され、餓死していたというむごい事件だった。2人の被害者に共通するのは生活保護の申請を受け付ける仕事に就いていたこと。やがて、容疑者が浮上するが、事件の背景には震災時の避難所での出会いがあった。

津波で家族を失くし、心に傷を負った人、経済的に困窮しているのにもかかわらず最後のセーフティーネットである生活保護からこぼれ落ちてしまう人、その非情な現実を知って怒りを抑えられない人など、登場人物たちはいずれもやり場のない悲しみや怒りを抱えている。震災と生活保護がテーマになっているけど、それが殺人へと発展する動機にいまいち説得力がない。社会派ミステリーにしては、訴えるものが伝わって来なかった。救いは俳優陣の演技が見事だったこと。


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今朝は洗足池へ。セイダカアワダチソウが咲き始めている。

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久しぶりに亀さんと会う。餌をもらえると思って、鯉もやって来て押し合いしていた。

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アオサギも久しぶりに見た。
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『マスカレード・ナイト』 [映画]

品川で、映画『マスカレード・ナイト』を観る。2年前の『マスカレード・ホテル』がまあまあ楽しめたので、あまり外れはないだろうと選んだ。行きは電車、帰りはタクシーを使う。

都内で起きた殺人事件の犯人が、ホテル・コルテシアで開催される大晦日のカウントダウン・パーティーに現れるという密告状が警察に届く。捜査一課の刑事・新田は同じホテルを舞台にした以前の事件同様、フロント係として潜入し、捜査に当たる。そして、前回もコンビを組んだ優秀なホテルマン・山岸尚美の協力の下、犯人を探し出そうと奔走する。しかし、怪しげな客が多いうえ、パーティーは全員が仮装して仮面を付けているため、なかなか犯人が割り出せない。

俳優が常にテレビの刑事・警察ドラマに出演しているような人ばかりなので、なんだか新鮮味はなかったが、前作同様ホテルの客の人間模様とか新田と山岸のやりとりが面白かった。新田役のキムタクは前回と比べて、ちょっと迫力がなくなったように感じたが、山岸役の長澤まさみは健在。


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ベランダのプルメリアの花も終わりに近づく。2カ月にわたって楽しませてもらった。
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『まともじゃないのは君も一緒』 [映画]

朝、洗足池まで一人散歩。今日もベンチで瞑想をする。すっきりした気分。帰宅して、洗濯機のフタを開けたら、何も入っていない。シーツを入れて、スイッチをオンにして出かけたはずなのにおかしいなあ、入れ忘れたのかしらと、ひょいとベランダに目をやったら、干してあるではないの!えっーもしかして連れ合いがと信じられない思いで、干してくれたの?ありがとうと言ったら、なんの反応もなかったけれど、驚いた。担当だった洗濯物をたたむことすら、ここ1年以上やっていないというのに。

猛暑日の予報に映画館で涼もうと目黒シネマへ。この映画館は2本立てだが、成田凌・清原果耶主演の『まともじゃないのは君も一緒』を観ただけで帰って来た。

予備校の数学教師、大野は恋人もいないが、結婚願望はある。しかし、女性とのコミュニケーションが苦手。教え子の女子高生、頭でっかちで毒舌の香住にいつも「普通でない」と言われている。そこで、普通になって、女性と上手く付き合える方法を香住に伝授してもらうことにする。

大野と香住の掛け合いが面白くて、思わず笑ってしまうシーンがたくさんあり、気晴らしにはちょうどよい映画だった。一人なら、2本目(成田凌主演:くれなずめ)も観たかったが、連れ合いが一緒なので、諦める。


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洗足池に咲いていたノカンゾウ

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洗足池近くの白い百日紅の花

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洗足池に向かう途中で見たタイタンビカス
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『キネマの神様』 [映画]

雨がそれほど強く降っていなかったので、品川に映画に行く。電車が空いていて、映画館も同様かなあと思っていたら、こちらの方は大賑わいだった。席は一つ空けて販売されているため、満員になることはないが、ロビーは子供連れも多く、平日の10倍くらいの人がいた。帰省するな、ほかの県に行くなと言われれば、雨の日は映画くらいしかないよね。隣の水族館も行列ができていた。

観たのは、松竹映画100周年記念作品、山田洋次監督の『キネマの神様』。原田マハの原作は1年前に読んでいた。当然だが、映画は原作とは全く別物だった。77歳のゴウはギャンブルと酒でサラ金から借金し、妻と娘に見放されているダメ親父。そんなゴウが唯一愛してやまないのが映画。若い頃に助監督をしていた彼は自分の脚本「キネマの神様」で監督デビューするはずだった。ところが撮影を開始した途端に転落事故で大ケガをし、監督の夢が断たれてしまう。それから数十年後、孫が当時の脚本をゴウの昔の仲間、映画館主のテラシンから手に入れ、とうの昔に失っていた青春時代の夢が動き始める。

御年89歳の山田監督がゴウ役の志村けんさんをコロナで失い、コロナで撮影が制限される中で撮った映画愛にあふれる作品。俳優陣は皆はまり役で、演技も見事。昔の撮影所の雰囲気がよく出ていて、昭和のレトロ感も楽しめた。観たあとに心がほっこりする山田監督の作品が好き。


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もう一品という時に登場する焼きナス。両面焼きの魚焼きグリルに放り込めば、超簡単。今夜は出汁と生姜をかけたが、削り節・ポン酢、ごま油またはオリーブオイル・醤油・おろしにんにくという組み合わせで食べることもある。
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「犬部!」 [映画]

午後、品川に映画を観に行った。実在している青森県十和田市の獣医学部を舞台にした「犬部!」。獣医学部で学ぶ学生の有志が犬の保護を目的に犬部というサークルを発足させる。中心になった花井は1匹たりとも犬や猫たちを不幸にさせないという決意で、取り組む。十数年後、東京で動物病院を開いている花井は保護犬や保護猫の避妊手術をボランティアで引き受けている。ある時、十和田市の女性からペットショップの犬たちがオーナーの怠慢で大変なことになっていると頼まれ、学生時代を過ごした地に赴く。そこで、犬部時代の仲間に再会する。

犬部時代のエピソードと現在が交互に描かれている。動物保護センターやペット業者の問題などを通して、ペットブームに隠れた闇がさらけ出される。保護センターで、何日か経って引き取り手がいない場合は殺処分になるのだが、ガス室に送られるシーンにはぞっとした。アウシュヴィッツを想起してしてしまった。

マンションはペット禁止なので飼えないが、犬か猫がいたらいいなと思うことが多々ある。連れ合いと話すより、よほど情が通じそうなので。


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友達から桃が届いた。オリンピックのソフトボール試合で福島に滞在したアメリカチームの監督が福島の桃が美味しくて6個食べたと語っていたが、お世辞ではあるまい。日本の桃を食べたら、外国人はだれでもその美味しさに感激するはずだ。
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