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『女神の見えざる手』 [映画]

日比谷シャンテで映画『女神の見えざる手』を見る。都内で上映しているのはわずか2館のみだからか、平日の昼間にしては混んでいた。

エリザべスは、やり手のロビイスト。ロビイストとは、特定の団体や個人のためにさまざまな戦略を駆使して、政党や議員に働きかけて政治を影で動かす人。

エリザベスは銃擁護派の大手のロビー会社から部下数人を連れて小さな会社に移り、銃規制法案を可決するためのロビー活動に邁進する。秀でたアイデアと実行力で擁護派に肉薄するが、手段を選ばない手法はやがて彼女を窮地に追い込むことになる。

政治は政治家が動かしているわけではなく、その裏には政治家を動かすプロたちの戦いがある。両陣営の戦いをロビイストたちが代理でやっているようなもので、これがすさまじい。エリザベスは勝つためには敵どころか自分の同僚さえも欺く。そして、最後にはあっと驚くどんでん返しが待っている。

恋人は持たず、お金で男性を買い、睡眠を削って動き回るワークホリックのようなエリザベスの人物像が面白い。息もつかせぬ展開に終始緊張感を強いられるようなサスペンス映画に久しぶりに出会えて、大満足。

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日比谷公園の木々はほんの少し色づき始めたところ。
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