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「少年記」を読む [読書]

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今朝の抹茶

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おかゆは久しぶりの白がゆで、鯛そぼろをトッピング。

今日も好天で過ごしやすい一日だった。朝のうちに1人で図書館とスーパーへ。午後は連れ合いを誘って、近所に散歩に行く。区の保存樹に指定されている大きな桜の木がある家の前を通ったら、もう残り少ない花がはらはらと舞っていた。その中を歩きながら、来年も2人で花見ができるといいけどとふと思う。桜は咲いた時には心が踊るが、散りゆくのを見ると、なんだかもの悲しくなる。

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近所の花。藤の花もモッコウバラも咲いている。

夏炉冬扇さんのブログで紹介されていた外山滋比古著「少年記」を図書館から借りて読んだ。英文学者でエッセイストでもある著者の愛知での幼少期から旧制中学時代までの自伝的エッセイ集。家族、友人、先生など身近な人とのちょっとした出来事を通して、子ども時代の自分を振り返っている。どのエピソードも面白い。著者はちょうど私の親の世代で、亡父を思い出しながら読んだが、それにして記憶力が半端じゃないと感心した。私なんて小学校に上がる前のことなど全く覚えていない。

昨日の良かったこと
①大谷選手が4号ホームランを含む5打数3安打の活躍。
②林試の森近くのカフェでワインを飲みながら、犬連れの人たちと話す。
③林試の森で森林浴をしながら、瞑想した。
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「大奥づとめ」を読む [読書]

1カ月ぶりの整形外科受診。骨粗しょう症の注射をして、先月痛みがあった左手を診てもらった。私が日本整形外科学会のウェブサイトでチェックして、多分これだろうと思った母指CM関節症に間違いないとのこと。リュウマチでの痛みではないと言われ、ほっとする。親指を広げて厚い本を持つ図書館員なども罹りやすいとか。要するに使い過ぎと加齢で、膝と同じ。サポーターがあると言うので、医院で購入してきた。

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明日の午前中は雨の予報で、連れ合いのテニスレッスンがないかもしれないので、帰りに和菓子屋に寄る。先週借りた代金を支払い、生菓子と弁当、それに大福を買って来た。何カ月ぶりかで食べた豆大福が美味しかった。午後は2人で20分ほど近所を歩く。

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医院への行き帰りに見た花。スイセン、オウバイ、レンギョウ、スノーフレーク。

図書館で借りた永井紗耶子著「大奥づとめ」を読み終えた。大奥の話と聞くと、将軍を巡る女たちのドロドロした争いの話かと思うが、この作品は大奥で働く女性たちを取り上げている。いわば仕事小説で、文書・衣装・雑用・交渉・炊事係など多岐にわたる。そして出自もさまざま。それぞれの役割をこなす上での悩みや仕事への取り組み方を描いている。6話からなる連作短編集で、一人語りで物語が進行する。現代にも通じる話がたくさん出てきて、読んでいて楽しめたし、面白かった。

昨日の良かったこと
①昔のテニス仲間が郡山から上京。4人でコートドールで食事をしながら、積もる話をした。
②ロアール産のホワイトアスパラを今年も味わえてうれしい。
③皆さんを見送ったあと、店の外でシェフとしばしおしゃべりした。
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「木挽町のあだ討ち」を読む [読書]

朝から小雨降る寒い一日。2人で一日中家に引きこもっていた。冬の間でも10回くらいしか電源を入れなかった電気ひざ掛け毛布をして、図書館から借りた本を読んだ。読んだ作品は、直木賞と山本周五郎賞を受賞した永井紗耶子著「木挽町のあだ討ち」。図書館に予約してから手元に届くまで8カ月くらいかかった。

ある雪の降る夜、木挽町の芝居小屋の近くで、若い侍菊之助が父の仇である博徒の作兵衛を討ちとるという事件が起きる。多くの人々がそれを目撃し、「木挽町のあだ討ち」として語り継がれる。その2年後、菊之助の縁につながるという侍がやって来て、芝居小屋関係者にその時の模様を聞いて回る。

いずれも関係者の一人語りで話が進むのだが、菊之助との関わりばかりでなく、かれらの半生も語られる。さまざまな立場の人たちが暮らしぶりや人生訓を生き生きと語っていて面白い。ミステリーの要素もある時代小説だが、著者の芝居に対する知識も半端じゃなく、読んでいてとても楽しめた。

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昨夜、友達から「トロピカルトマト」というブランドのトマトが2箱届いた。生産者のメッセージに常温で丸かじりがお勧めと書いてあったので、冷蔵庫には入れずに丸かじりしたら、美味しかった。いつもいろいろいただくマンションの方にもお裾分けする。

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厚揚げを魚グリルで焼き、フキノトウ味噌で食す。

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ホタテとスナップエンドウのバター醤油炒め

昨日の良かったこと
①林試の森に散歩に行き、瞑想した。
②カフェでワインを飲みながら、店主と世間話をした。
③友達からたくさんのブランドトマトが届いた。
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「扉の向う側」を読む [読書]

昨日も強風だったが、南西の風で寒くはなかった。ところが、今日は北西からの風で、昨日よりさらに強い風が朝から吹きまくった。連れ合いのテニスレッスン日なので、見学していて寒くないように真冬並みに厚着して出かける。今年一番の強風下でのレッスンとなり、ボールが流されたり、失速したりと大変だったが、なんとかやり終えることができた。途中でもう止めたいなどと弱音を吐かないのがエライ。

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お昼は明太子スパゲティ

図書館で借りたヤマザキマリ著「扉の向う側」を読んだ。幼少期を北海道で過ごし、17歳でイタリアに渡り、フィレンツェの国立アカデミア美術学院で学んだ著者がエジプト、シリア、ポルトガル、米国、イタリアと移り住んだ間に出会った人のエピソードを綴ったエッセイ集。

漫画大賞を受賞し、映画化された「テルマエ・ロマエ」の著者として知られる方だが、文章力と表現力それに人間に対する洞察力が素晴らしく、何気ない出来事が1本のドラマのようになっていて、読む人を惹きつける。久しぶりに心に響いたエッセイ集だった。

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近所に咲くハーデンベルギアとギョリュウバイ

昨日の良かったこと
①マンションの方からフキノトウをお裾分けでいただいた。
②フキノトウをおかゆに入れ、残りをフキノトウ味噌にした。
③買い物に行く時にある家で何種類ものツバキが咲いているのを見た。
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「月下のサクラ」を読む [読書]

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今朝の抹茶。金曜日雨でテニスレッスンが中止になり、和菓子屋に寄ることができなかったため、スーパーでお菓子を買った。

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おかゆは、干しエビ・カブ・カブの葉入り。

今朝は冷え込んだらしく、いつもは18℃以上ある室温が17℃台だった。厚いダウンを着て、7時半にウオーキングを開始する。昨日と違って風がなく、最高の散歩日和。途中、真っ白な雪をかぶった富士山がきれいに見えて、うれしくなる。

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富士山が見える歩道にハナモモが咲いていた。

洗足池の桜の山には一面霜柱がたっていた。池のほとりのベンチで、朝陽に向かって瞑想する。陽射しが心地良く、全く寒さを感じなかった。1本だけある白いハナモモが咲き始めていて、いよいよ春本番近しかな。

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本日の洗足池

午後は2人で近所を散歩した。連れ合いが携帯した万歩計によると、2,650歩だったから十分。朝散歩を合わせると、私は1万歩近く歩いたことになる。

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近所のオカメザクラが満開。

先日、図書館で借りた、柚月裕子著「月下のサクラ」を読んだ。事件現場で集めた情報を解析して、解決へと導く起動分析センターに配属になった女性刑事・森口泉が主人公の警察小説。県警の金庫から約1億円が盗まれた事件を仲間たちと追う中で、殺人事件が起こり、内部犯行説を裏付ける証拠を求めて、奔走する。

柚月さんの作品はほとんど読んでいるが、この作品にはちょっと不満が残った。前半は面白かったが、後半はありえない展開になり、犯人の動機にもいまいち説得力がないため、不完全燃焼に終わった感じ。

昨日の良かったこと
① スーパーでメバチマグロのアラを見つけて、買った。
② 2人でパン屋にお昼を買いに行った。
③ 牛しゃぶにレタスを入れたら、すごく美味しかった。
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「豆の上で眠る」を読む [読書]

金曜日が祝日のため、連れ合いのテニスレッスンは今日に予定されていたが、またしても雨のためキャンセルとなる。今週は一度もテニスができなかったのが残念。

寒いし、雨は止まないし、2人で一日中引きこもり。連れ合いは普段同様パソコンの前に座り、TVerでずっとドラマを観ていた。観ながら、いつものように登場人物に向かって声を出して、いろいろしゃべっているので、少しは口の運動になっているかもしれない。

昨日、林試の森に咲いていたツバキ

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「白唐子」

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「岩根絞」

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「秋の山」1本の木に赤や白が咲いている。

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名前知らず

工事の騒音が今までよりひどくなかったので、私は本を読んだり、アマゾンプライムでドラマを観たりして過ごす。週に一度行く林試の森近くのカフェで、1冊200円で売られていた古本を2冊買ってあった。その中の1冊、湊かなえ著「豆の上で眠る」を読んだ。

結衣子が小学1年生の時、仲良しだった2歳上の姉、万佑子が突然失踪。必死に捜索が続くが見つからない。ところが、2年後に近くの神社で記憶喪失となって発見される。しかし、結衣子はその少女がどうしても姉とは思えない。違和感を抱きながら8年間一緒に過ごし、大学生になり家を離れていた結衣子は母の病気で帰省し、衝撃的な真実を知ることになる。

事件の背景の設定にあまり真実味はないが、真相にたどり着くまでの展開が二転三転して飽きさせない。しかし、あまり後味のいい作品ではなかった。

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冷凍にしてあった黒毛和牛のすね肉を圧力鍋で煮て柔らかくしてから、大きな鍋に移し、ジャガイモ・タマネギ・ニンジン・キャベツと煮て、ポトフにした。友達からのキャベツは泡菜に使った残りの部分を4つ割りにして煮た。生よりも熱を加えたほうが断然美味しいキャベツだった。薄味にして、粒マスタードをつけて食す。

昨日の良かったこと
①Hを歯科に連れて行き、歯のクリーニングをしてもらった。
②林試の森で、河津桜の花見をした。
③目黒線緑道でTさんと遭遇し、立ち話をした。
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「チェコのヤポンカ」を読む [読書]

朝、雨の音で目覚めた。止みそうで止まないため、スーパーの開店時間9時に合わせて買い物に出た。冷えていて寒い!店内はさすがに空いていたので、ゆっくり見て回れた。レジがMさんで、久しぶりに言葉を交わす。

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今朝の抹茶

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おかゆは、シラスと庄内アサツキ入り。

あとは引きこもって、本読みとユーチューブを観て過ごす。ドジャースフェスタに登場した大谷選手の動画を数本観たが、ファンの前での一問一答シーンが面白かった。ジョークを交えて答えて、好印象。

木村有子著「チェコのヤポンカ」を読み終えた。ヤポンカとはチェコ語で日本人の女性という意味。日本が大阪万博に沸いた1970年の夏、当時8歳の著者は父の仕事(新聞記者)で、母と妹の4人でプラハで暮らすことになる。父の意向で現地の小学校に転入し、6年生になる前に1人日本に帰され、父の郷里の小学校に入る。その後、日本の大学を出てからプラハのカレル大学に留学、のちにチェコの昔話や童話の翻訳家となる。

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プラハの小学校での2年半の出来事や出会った人々の思い出、留学時代の緊張に満ちた大学生活、結婚後にご主人と滞在したベルリンでベルリンの壁崩壊を目の当たりにしたこと、その後のビロード革命前夜のプラハの様子など、さまざまな興味深いエピソードが書かれている。

著者とは祖父同士が従弟という間柄で、この本に出てくるいくつかのエピソードは聞いたことがあるが、あらためて文字で読むとその当時の彼女の心情がよく伝わってきた。全くチェコ語が話せないで入った小学校では周囲から温かく迎えられ、楽しい思い出がいっぱいだったのに、日本に1人帰国させられて入った田舎の小学校では逆に無視されたことなど、国民性の違いなのか、考えさせられた。

2013年に1人でプラハに行った時、プラハ滞在中の著者とぺピークことヨゼフさんの家に2泊させてもらった。プラハを歩いている時はチェコ人は愛想がない、共産主義時代の名残りなのかと思ったものだが、ヨゼフさんの住む田舎町に行ったら、彼の家にやって来る人たちは陽気で楽しい人が多くて、驚いた。

モラヴィア地方滞在記:https://clifton.blog.ss-blog.jp/2013-09-17
プラハ滞在記:https://clifton.blog.ss-blog.jp/2013-09-12

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寒いので水餃子にした。水餃子にする時にはヒダはつけず、柏餅のように皮を合わせるだけなので簡単。餃子を食べ終えたあとに水菜とエノキダケを入れて、ポン酢で食す。

昨日の良かったこと
①洗足池に朝散歩に行き、池のほとりで瞑想した。
②洗足池の梅の花がきれいだった。
③マンションの方に夏みかんのマーマレードを差し上げたら、喜ばれた。
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「シェニール織とか黄肉のメロンとか」を読む [読書]

明日からマンションの大規模修繕工事が始まる。網戸を取り外して、室内で保管せねばならないため、今朝は網戸を拭いてきれいにした。網戸を入れる袋は無償配布されるらしい。植木もいくつか年末に処分した。使っていない素焼きの植木鉢がいくつもあり、これらは工事会社が処分してくれる。部屋に取り込んだのは、大きな幸福の木2本、プルメリア2本とシダだけ。プルメリアの大きな枝を切ってしまったので、今年は咲かないかも。部屋が狭いので、すべて処分することも考えたが、かわいそうでできなかった。

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今朝の抹茶

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おかゆは、ゆり根・シラス・セロリの葉入り。

午後、荷物持ちに連れ合いを誘って、スーパーへ。洗剤やみかんなど重い物はリュックに入れ、トイレットペーパーだけ彼に持ってもらう。今日は機嫌よく歩き、寒いも疲れたも言わなかった。

江國香織著「シェニール織とか黄肉のメロンとか」を読んだ。大学の同級生だった3人の女性ー作家の民子、専業主婦の早希、イギリスで金融関係の仕事をしていた理枝ーは理枝の帰国を機に50代で再び親密な付き合いが始まる。長い年月を経てもそれぞれの性格は変わらず、会えば一気に昔の雰囲気に戻り、自由人の理枝に振り回されながらも、お互いに大切な存在になっていく。3人を取り巻く人々の人物像も面白く、物語が登場人物たちの視点で語られるため、群像劇のような作品になっている。共感する部分がたくさんあって、楽しめた。

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寒いので、夜はけんちん風豚汁にする。具は、豚肩ロース肉・サトイモ・ダイコン・ハクサイ・ニンジン・ゴボウ・ヒラタケ・ネギ・豆腐。丼一杯食べた。

昨日の良かったこと
①林試の森へ行き、瞑想した。
②Hと散歩に出て、パン屋に寄った。
③友達からイチゴとトマトが届いた。
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「ロバのスーコと旅をする」を読む [読書]

今日からパン屋が開いたので、連れ合いとお昼を買いに行く。たった3日間休んだだけで、再び1人で焼いて、売る毎日が始まる。買いに行く度によくやっているなあと感心してしまう。今年も福島県人としては応援しなきゃ。

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ハム・ホウレンソウ・ホワイトソース入りのカルツォーネとクロワッサン

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4日間買い物に行っていないので、今夜は冷凍の鶏肉と冷蔵庫にあったパプリカとレンコンを炒めた。味付けは味噌・酒・豆板醬。

パン屋への往復だけでは大して歩いていないが、お昼を食べたらもう外出する気がなくなり、家で本を読んだり、海外からのカードに返事を書いたりして過ごす。

連れ合いの病気の検査などで読書に集中できない日々が続いたが、ようやく図書館で借りた、高田晃太郎著「ロバのスーコと旅をする」を読み終えた。著者は北海道の新聞社を辞めて、南米大陸やスペイン・ポルトガル・モロッコなど2年かけて旅する。その時にスペインの巡礼路800㎞を歩き、モロッコではロバと一緒に1500㎞歩いた。

帰国して再び就職したのに半年後にはロバともう一度歩きたいと会社を辞め、イラン・トルコ・モロッコを旅する。その時の旅を綴ったのがこの本。ロバはそれぞれの国で手に入れたため、3頭のロバが登場する。ロバの役目は著者を乗せるためではなく、荷物を運ぶだけ。行く先々でいろんな人との出会いがあり、親切にしてもらったり、危ない目に遭ったりするが、マイペースなロバに癒されながら旅を続ける。

モロッコは未訪の地だが、イランとトルコは行ったことがあるので、うなづけるエピソードが多かった。両国とも親日的でホスピタリティあふれる人が多い。もう海外旅行はできないから、こういう面白い旅行記を読んで、気分転換するのが一番。それにしてもロバが可愛い!

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イランのロバ

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イランでお茶をしていたご夫婦に呼ばれて、お茶をご馳走になった。イランの人々はピクニック好きで、もてなし好き。旅行中何度か一緒にお茶をどうぞと誘われた。

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トルコのカッパドキアにしばし滞在したと書いてあった。トルコでロバを見た記憶はない。ロバが最も身近なのはモロッコらしい。

昨日の良かったこと
①早朝、林試の森に散歩に行き、瞑想した。
②午後、Hと近所を歩いた。
③台湾のKさんから、地震と羽田の事故を心配するラインが届いた。
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「その手をにぎりたい」を読む [読書]

朝一番で整形外科医院へ。1カ月経つのが早いこと。感覚としては半月くらいなのに、あっという間に注射の時期が巡ってくる。

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朝ご飯。味噌汁はコマツナ・ニンジン・油揚げ入り、オムレツはセロリの葉・チーズ入り、納豆はネギ・削り節・ポン酢入り。

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途中に咲いていた花

医院に向かう途中にあるJAの直売所で、柿とみかんを買った。お昼にみかんを食べたら、甘味と酸味のバランスが良く、とても美味しかったので、もっと買えば良かったと後悔。今年は暑かったせいで、どこの柑橘類も甘味が強いそうだ。

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みかんは5個入り150円、柿は4個入り200円だった。

帰宅して、連れ合いと今日が返却期限のDVDと私の本を返しに図書館に行く。気温が高くて、上着が要らないほどだった。晴天は歓迎だけど、あまり高温だと干し柿が心配。

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図書館からの帰り道にあるパン屋に寄り、昼ご飯を買う。カツサンドが1個しか残っていなかったため、私は魚フライを挟んだパン。

柚木麻子著「その手をにぎりたい」を読んだ。東京でのOL生活に見切りをつけて故郷の栃木に帰るはずだった女性が社長が送別にと連れて行ってくれた銀座の高級鮨屋の鮨と握ってくれた職人に魅了されてしまう。そして、自分のお金でその鮨屋に通ってみたいと東京に残ることを決意。不動産会社に転職し、バブル期の10年間仕事に邁進し、その間ずっと同じ鮨屋に通う。

1年1話の連作短編で、1話ごとに違う鮨のネタが取り上げられる。若い女性の成長物語で、面白く読めた。でも読んでいて、旨い鮨が食べたいという欲求が湧き上がってきて、よだれが出そうだった。と言う訳で、今夜はこれから鮨屋へ。

昨日の良かったこと
①Hのテニスの調子が良かった
②マンションの方から、お裾分けですと岐阜の富有柿をいただいた。
③友達に葉書を出した。
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「あなたが誰かを殺した」を読む [読書]

午前中は晴天だったけれど、昼過ぎからは雲が広がり、それほど気温が上がらなかった。11月としては普通の気温なのだろうが、1週間前までは20℃以上の日が続いたので、まだ寒さに慣れない。

今日はカットの日。連れ合いは11時、私は午後に髪を切ってもらった。連れ合いが切ってもらっている間、私はスーパーで買い出し。一緒に帰宅し、お昼を食べてすぐにまた床屋へ。連れ合いの誕生日にコートドールで食事をしたことを知っている店主が誕生日パーティーをしたんですかと連れ合いに聞いたら、しなかったと答えたらしい。何歳になったんですかとの問いには75歳と答えたとか。本人は2年前から年取るのを止めたのかもと店主と大笑いした。

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近所に咲く花

友達が読み終えて面白かったと送ってくれた本、東野圭吾著「あなたが誰かを殺した」を読んだ。閑静な高級別荘地で、近所の4軒の別荘の関係者が集まったバーベキューパーティーが終わってから惨劇が起きた。パーティーの参加者15人のうち5人が殺され、犯人は自首する。しかし、犯人と被害者たちとの接点はない。犯人は死刑になりたかったからと話すだけで、何も語らない。被害者遺族たちはなぜ自分たちの家族が殺されたのか、解き明かそうと検証会を行う。その検証会にある人から同行を依頼された休暇中の加賀刑事も参加する。そして、いつものように真相に迫っていく。

何度もどんでん返しがあり、最後の最後にあっと驚くことになる。人間ドラマとしての要素はあまりないが、謎解きのゲームとしては面白かった。久しぶりに加賀刑事シリーズを読めて、満足。図書館に予約してあったので、取り消した。予約者600人以上いたから、手元に届くまで1年くらいかかったかもしれない。友達のお陰であっという間に読了。

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午後4時頃の空

昨日の良かったこと
①散歩がてら隣駅まで行き、魚屋で刺身とイワシを購入。
②朝ご飯用にイワシを骨まで食べられるように煮た。
③柿・カブ・生ハムのサラダが美味しかった。
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「ランチ酒」を読む [読書]

カラッとした秋晴れの日。午後の室温は27℃で湿度は35%。窓際で本読みをしていたら、暑いくらいだった。窓を開け放っても、まだ陽射しが強い。

掃除・洗濯を終えてから、徒歩十数分のお茶屋へ。先月行った時に蔵出し茶が10月末に入荷するので、いかがですかと声を掛けられた。蔵出し茶とは新茶を冷蔵保存し、数カ月熟成させてから火を入れて秋に出荷するお茶だそうだ。熟成させた分、まろやかな味になるらしい。飲んだことがないので、予約してきた。入荷したとの知らせがあり、受け取りに出向いたのだが、まだ味わっていない。お茶屋から日頃行かないスーパーに寄って、買い物をした。40分くらいのウオーキング。

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昨日の散歩で通った目黒線緑道で目にした花。タンポポやムクゲがまだ咲いている。

原田ひ香著「ランチ酒」を読んだ。10編からなる連作短編集。主人公は娘を夫の元に残し、離婚した30代女性。友達の紹介で「見守り屋」をしている。老人や子どもばかりでなく、訳ありの大人まで、いろいろな事情を抱えた人たちを一晩中寝ないで見守るのが仕事。仕事を終えて帰宅する前に、彼女はその時の気分で選んだ店で、ランチを食べて飲む。それは仕事上のストレスと自分自身の悩みに向き合い、気持ちをリセットするための時間なのだ。

私は週に一度、行きつけのカフェでパンかケーキをお供にビールかワインを1杯飲むだけだが、それでも少しは気分転換ができる。この主人公のようにあちこちの店で、飲んで食べることができたら、いいなあと羨ましく思った。そのうちにカフェ以外の店をもう1軒探してみようかな。

昨日の良かったこと
①林試の森へ散歩に行き、たくさんのギンナンを拾った。
②カフェで、パンプキンパイをお供にビールを飲んだ。
③炒り鶏にギンナンを入れたら、彩りもよく旨かった。
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「古本食堂」を読む [読書]

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朝ご飯。味噌汁は豆腐・ナメコ・オクラ入り、納豆はオクラ・マヨネーズ・粒マスタード・醤油入り、煮物は昨夜の残り物で牛すね肉と野菜(ジャガイモ・小玉ねぎ・ニンジン・セロリ・缶詰トマト)の煮込み。

朝、急いで洗濯・風呂の掃除ををすませてから、鍼灸院へ。駅に向かう途中、同じマンションの人と一緒になった。90代の週5日整形外科に通う女性。理学療法士にマッサージと電気治療をやってもらうため、医者通いは日課になっている。帰りにスーパーに寄って買い物して、一緒に住む弟さんの食事も作っている方。いつも会って話をすると元気づけられる。

鍼灸院からの帰り道にはマンションで親しくしている方とバッタリ出会った。栗が送られてきたので、これから重曹を買いに行き、渋皮煮を作ると言う。私が渋皮煮を差し上げた時に作り方を尋ねられて、あとでレシピのサイトを送ったということもあり、出来上がったら味見してねと言われた。

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昨日、林試の森に向かう途中に見たバラの花

原田ひ香著「古本食堂」を先日読み終えた。国文科専攻の大学院生、美希喜と彼女の大叔母にあたる珊瑚が主人公。神保町で古書店を経営していた珊瑚の兄である滋郎が急逝し、帯広に住んでいた妹の珊瑚が店を継ぐために上京。時折、大叔父の古書店を訪ねていた美希喜も手伝うことになる。

6話からなる連作短編集で、1話が同じ日の出来事を美希喜と珊瑚双方が別々に語る形式になっている。エピソードに必ず本と食べ物がセットになって出てくる。神保町界隈の書店や飲食店が実名で登場し、知っている店が多く、懐かしかった。ほっこりとした気持ちになれる作品で、読んで良かった。

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昨日、林試の森の帰りに高級スーパーに寄ったら、「カンブリア宮殿」で取り上げられた岩手県の岩泉ヨーグルトが置いてあった。大谷選手が好物を問われ、「岩泉ヨーグルト。本当に美味しくて、僕は世界一だと思っています」と答えたというヨーグルトだ。徒歩20分かかるスーパーなので、1㎏入りを2袋買った。地元の乳牛の生乳で作られたヨーグルトで、とても美味しい。

昨日の良かったこと
①友達をカフェに案内して、1時間半ほどおしゃべりした。
②岩泉ヨーグルトが手に入った。
③Hの精神状態が安定していて、テニスの調子も良かった。
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「雪と珊瑚と」を読む [読書]

いつもより1時間遅い8時に散歩に出発。曇っていて涼しいので長袖シャツにしたが、全く汗をかかなかった。雨上がりの朝は空気がしっとりとしていて、草木が生き生きとしているのがいい。

洗足池の桜の山で、今シーズン初めてホトトギスの花を見た。去年まで勝海舟の墓地にたくさんのホトトギスが咲いたのに今年は刈りとられてしまったようで、がっかりしていたところだった。池の周りにはハギやヤブランも咲いている。あと1カ月もすれば、ツワブキが咲き始めるだろう。

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本日の洗足池

帰りにスーパーで買い物をして帰宅。それから連れ合いを誘って、パン屋にお昼を買いに行く。今日は素直についてきた。疲れたというつぶやきは相変わらずだが、2日続けて貼り薬を使っていないのにおとなしい。

梨木香歩著「雪と珊瑚と」を昨日読み終えた。21歳のシングルマザー、珊瑚は赤ん坊の雪を抱え、途方に暮れていたある日、「赤ちゃん、お預かりします」の貼り紙を目にする。勇気を出して訪ねると、その家には年配のくららという女性が住んでいた。くららさんと出会ったことで、珊瑚はさまざまな人に助けられながら、惣菜カフェをオープンするという夢に向かって、歩きだす。

母親に愛されずにネグレクトを受けて育った珊瑚が娘の雪の面倒を見てくれるくららさんとの付き合いの中で、自分の心の奥に潜むさまざまな感情に向き合い、自分自身や他人を受け入れていく。シングルマザーの奮闘記でもあるし、1人の女性の成長物語でもある。くららさんの料理がいろいろ出てくるのだが、それがどれも美味しそうで、読んでいて楽しい気持ちになれた。

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散歩の途中で出合った花

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洗濯物を取り込むため、3時半頃にベランダに出たら、空にうろこ雲が広がっていた。

昨日の良かったこと
①一日中雨で、静かに読書ができた。
②梨木香歩著「雪と珊瑚と」を読み終える。心が温かくなるような作品だった。
③本の中に出てきた小玉ねぎのブイヨン煮を作ったら、美味しかった。
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「女人入眼」を読む [読書]

朝一番で月に一度の骨粗しょう症の注射を受けるため、整形外科へ。一応自宅で検温してから行ったが、医院ではもう患者の検温は廃止されていた。

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整形外科への行き帰りに出合った花。フウセンカズラがまだ咲いていた。

永井紗耶子著「女人入眼」を読んだ。同じ著者の直木賞受賞作品を予約したところ、200人以上の予約が入っていたので、1年待ちになるかもしれない。そこで、受賞以前の作品を読んでみることにした。

京の六条殿に仕える女房・周子は、源頼朝と北条政子の娘・大姫を入内させるという命を受けて鎌倉へ入る。繊細でだれにも心を開かない大姫と、大きな野望を抱き、娘を思い通りにする母政子との間で周子は、なんとか大姫の本心を探ろうとする。しかし、周子が大姫の心の内を知り、その願いをかなえてあげようと動き始めた途端、悲劇が起きる。

丹後局の命令で鎌倉に派遣され、大姫の入内工作にあたった周子の眼で鎌倉幕府と朝廷の暗闘を描いた作品。周子から見た京と鎌倉の文化の違い、公家と武士の違い、政子という権力者を母に持つ娘の不幸などがさまざまなエピソードを交えて語られる。鎌倉時代物はあまり読んだことがなかったが、とても面白かった。

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弟からのパプリカをマリネにした。皮をグリルで焼き、剝いてから、適当に切って、オリーブオイル・バルサミコ・トリュフ塩・オレガノと混ぜ、冷蔵庫で冷やしておいた。

昨日の良かったこと
①弟から、米・野菜・日本酒が届いた。
②2週間ぶりに洗足池に散歩に行き、瞑想した。
③田舎の蔵元の「ひやおろし」がまろやかな味で旨かった。
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「クローゼットファイル 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介」を読む [読書]

昨夜も熱帯夜だし、今日も真夏日。彼岸の入りが近いというのに暑さがおさまる気配がない。今朝は洗濯機を回したり、宅配便を待ったりしているうちに散歩に出そびれてしまった。連れ合いが昨日は外に出なかったので、今日はパン屋に連れ出そうと思っていたら、ご機嫌よろしくなく断られた。1人で行くのも面倒になり、結局2人で引きこもりの一日となる。

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今朝の抹茶のお供は渋皮煮。

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おかゆはオクラ入り。味見をするため昨日仕込んだいくらの醤油漬けをちょっとのせた。

大谷選手が今シーズンはもう出場しないとの報に落胆。早く治ってほしいと毎日祈っていたが、完治せずにバットを振るわけにはいかないから、仕方がない。来年の活躍を楽しみにしていよう。

川瀬七緒著「クローゼットファイル 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介」を読んだ。服飾関係の仕事をしている桐ヶ谷が警察から協力を依頼されて、ヴィンテージショップを営む小春と共に迷宮入りの事件を解き明かしていく。6つの事件からなる短編集で、仕立屋としての豊富な知識と経験を駆使して真相に迫っていく過程が面白い。著者は元々デザイナーなので、その方面の蘊蓄が作品の中に存分に生かされている。

著者が江戸川乱歩賞を受賞した際、同郷と知り、それ以来ほとんどの著書を読んできた。「法医昆虫学捜査官」シリーズも面白かったが、この「仕立屋探偵」も本作が第2弾になるので、シリーズ化されるのだろうと期待している。

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田舎の弟からブドウが送られてきた。キャンベルとナイアガラという昔からの品種。最近は高級なブドウばかりで、こちらでは出回っていないので、うれしい。子どもの頃から食べていた懐かしい味。

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夕飯はいくら丼。たっぷりいくらをのせた。

昨日の良かったこと
①スーパーで生すじこを見つけて、いくらの醤油漬けを仕込んだ。
②渋皮煮を差し入れたマンションの方から、長野県産の美味しいミニトマトをいただいた。
③図書館で雑誌を読んだ。
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「天路の旅人」を読む [読書]

カフェが9時開店なので、今朝は8時に散歩に出発。曇天だったが、もう降らないだろうと傘を持たずに出たら、途中で降られ、コンビニで傘を買う羽目に。林試の森で唯一屋根付きの休み処が池の傍にあり、そこで瞑想する。

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本日の林試の森。ヤブミョウガの花は終わりに近づき、実が黒くなったのもある。久しぶりにカルガモを見た。

9時にカフェに移動して、ワインを飲みながらパンプキンパイを食べた。中身しっとりで皮パリパリのパンプキンパイがとても美味しかった。自転車でやって来た若いイケメンの外国人にどちら出身と尋ねたらインド人だったが、アメリカから転勤で東京に来たとのこと。いまや人口が世界一のインドはあらゆる国に労働者を供給しているにちがいない。

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涼しかったので、ビールではなくワインにした。

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店内でオーダーしているご主人さまを見ている、はなちゃん6歳。

沢木耕太郎著「天路の旅人」を読んだ。戦争末期に中国でラマ教(チベット仏教)の巡礼僧になりすまし、密偵としてチベットを目指した西川一三さんの足かけ8年に及ぶ旅について書かれたノンフィクション。日本の敗戦を知ったあともネパールやインドに足を延ばし、昭和25年にようやく帰国する。ほとんどの移動は徒歩で、情報も限られる中での想像を絶する過酷な旅だった。生きて帰ることができたのは奇跡に近い。

西川さんは「秘境西域八年の潜行」という本をご自身で出されている。沢木さんはその本を読み、盛岡まで何度も出向いてご本人から直接聞いたことと照らし合わせて、この本を書いた。壮大な旅行記でもあり、冒険小説でもある。読んでいるうちに西川さんが1人の人間として、旅人としていかに稀有な存在かわかってきて、心をつかまれた。

チベットとインドは行ったことがあり、知っている地名を懐かしく思い出しながら読んだ。図書館に予約してから半年以上待ったが、今年読んだ中では最も読みごたえがあり、感銘を受けた本だ。

昨日の良かったこと
①毎年咲くプルメリアがようやく開花した。
②沢木耕太郎著「天路の旅人」を読み終えた。今年最も感銘を受けた本。
③一日中雨降りで、静かに読書ができた。
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「青玉の笛 京都市井図絵」を読む [読書]

朝起きるとすべての窓を開け、昼近くになるまで冷房はつけないが、今朝は6時前の朝ご飯の段階で室温が30℃を超えていた。朝茶を飲み、おかゆを食べるには暑すぎるため、窓を閉めてエアコンを入れる。昨夜の最低気温が27℃以上あったとのことなので、東京全体が昼間の熱が冷めない状態になりつつあるようだ。

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今朝の抹茶

少しでも涼しいうちにと拭き掃除をしてから、「かえし」を仕込み、そのあとうずら豆を煮た。気がつくと10時半。昨日引きこもりだった連れ合いを外に出すためにパン屋へ行く。歩いていて「疲れた」というつぶやきが出なかったし、店主に大変ですねと話しかけていたから、今日は安定状態。

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近所に咲くモミジアオイとデュランタ

お昼を食べてから図書館とスーパーに行くつもりでいたが、ベランダに出たらとんでもない暑さになっていたので、取り止めた。猛暑日はじっとしているのが一番。

澤田ふじ子著「青玉の笛 京都市井図絵」を読んだ。久しぶりの時代小説で、江戸時代の京都の市井の人々を主人公にした6編からなる短編集。澤田さんの作品は「公事宿事件書留帳」と「高瀬川女船歌」シリーズを何年か前に続けて読んだことがあり、それ以来だった。舞台が京都なので、物語の背景に京都独自の文化や歴史が垣間見られて面白かった。

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北海道の友達にいただいたうずら豆1袋400g入りを一度に煮た。砂糖は普段使っているてんさい糖を入れたが、ちょっと甘さが足りないような気がしたので、蜂蜜を加える。マンションの方2人に差し入れ、残りの半分を冷凍。朝茶のお供にするつもり。

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夏の定番、トマトと卵の炒め。

昨日の良かったこと
①大谷選手が43号満塁ホームランを打った。
②散歩に行った洗足池で瞑想したあとに、何か月かぶりでコサギに会った。
③洗足池で犬とカメの交流を見学しながら、犬の飼い主とおしゃべりした。
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「ここが終の住処かもね」を読む [読書]

突然にわか雨が降ってきたと思ったら、すぐに止んで青空が顔をのぞかせるという空模様の繰り返し。非常に湿度が高く、猛暑日より耐え難かった。2人共引きこもりの一日。連れ合いはTVerでドラマ、私は読書とユーチューブでグータラに過ごす。

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昨日の散歩で見た花

久田恵著「ここが終の住処かもね」を読んだ。地方の別荘地に建つサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)に東京から移り住んだカヤノが主人公。シングルマザーの身で2人の子どもを育てながら、フリーライターとして働き、長い間両親の介護もしたカヤノは、70歳を迎えて突然取材で訪れたことがあるサ高住「ピラカンサ」に移り住む。そこは気ままに自分本位に暮らせる場所だった。だが、個性的な住人が多く、いろいろなことに巻き込まれる。

著者は那須のサ高住に実際住んでいるので、そこでの暮らしぶりがリアルに伝わってくる。その施設がオープンしたばかりの頃に義妹に誘われて見学に行った。木造で低層の建物が敷地内にゆったり建っていて、素敵な場所だった。でも、こんな山の中に暮らすのはどうなのかなと当時は感じたが、久田さんのエッセイや小説を読んでいるうちに1人なら今すぐにでも入りたいなと思うようになった。

昨日の良かったこと
①大谷選手が4打数2安打、15個目の盗塁。
②洗足池に散歩に行き、池のほとりで瞑想した。
③札幌の弟から、とうもろこしが届いた。
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「かっかどるどるどぅ」を読む [読書]

テニスコートに着いた頃に黒い不気味な雲が広がり始めたが、大丈夫だろうと楽観していた。ところが、レッスン開始30分後に突然ざぁーっと降りだした。でも数分で止んだため、レッスンを再開。陽射しが雲で遮られ、涼しい風が吹いたのでテニスには良かった。明日からコーチが夏休みのため、次回のレッスンは16日。その間、少し歩かせるしかないかな。

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60代で書いた処女作「おらおらでひとりいぐも」で芥川賞を受賞した若竹千佐子さんの2作目「かっかどるどるどぅ」を読んだ。女優の夢を捨てきれないまま、生活が立ち行かなくなっている60代後半の悦子、夫を早く亡くしたあとも夫の両親の介護に忙殺され、ようやく自由の身になったが、自分を見失ってしまっている芳江、大学院を出たのに就職氷河期で正社員の職に就けず、非正規雇用の身分で職場を転々としてきた30代後半の理恵、そして生きることに不器用で、死のうとまで思い詰める20代の保。それぞれに孤独で不安な日々を送る彼らがふとしたきっかけで、古いアパートの一室を解放して、食事をふるまっている吉野という女性と知り合う。丸いちゃぶ台で食事を共にすることで、お互いにつながり、助け合って生きていくことの大切さに気づいていく。

「おらおらで~」は、1人の老女の心の内面を描いた作品だったが、本作は群像劇で、年齢も背景も異なる4人が食事をふるまわれることで、救われていく話。子ども食堂ならぬ大人食堂かな。前作同様、所々に東北弁が出てくるのが東北人としては好ましい。

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お昼を食べてから、隣の駅まで買い物に行く。目黒線緑道の酔芙蓉がピンクに染まっていた。

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友達から福島の桃が届いた。3時に早速味わったら、香り高く、甘くて、旨い!

昨日の良かったこと
①林試の森へ散歩に行き、ベンチで瞑想した。
②札幌の義妹がHの兄弟や姪夫婦たちが集まった時の写真を送ってくれた。
③田舎の義妹から、母の一周忌と新盆の法事の写真が送られてきた。
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