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モラヴィア地方に滞在(その1:ヨゼフさんの家に泊まる) [旅]

6日、モラヴィア地方のスロバキア国境に近いValasske Mezirici という村に出かけ、ヨゼフさん宅に2泊した。Y子さんがカレル大学に留学していた頃からお世話になった家で、かれこれ30年のお付き合いだそうだ。

ある時、プラハでK子さんとY子さんの母娘が食事をしていたら、日本語の単語が聞こえた。見渡しても日本人らしき人がいない。日本語を発したのは、近くの席の男性で、2人とも日本に行ったことがある人だった。その一人がヨゼフさん。

共産主義下で、緊張を強いられる学生生活を送っていたY子さんは、その後ヨゼフさんに誘われてモラヴィアの彼の家を訪ねた。親切なヨゼフさんの家族、友人に囲まれ、美しい田園風景の中で過ごすうちに、鬱屈した心が癒され、それ以来、ヨゼフさんの所が故郷のように思えるようになったという。

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行きの急行列車のコンパートメントで一緒だったご夫婦は、90kmウオーキング大会に出場すると話していた。アップダウンの山道もあるコースで、30時間以内にゴールしないと失格になるという過酷なレース。

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食堂車で飲んだのはスロバキアのビール。つまみはチーズフライ。

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Valasske Mezirici 駅到着。プラハから3時間半かかった。人口約2000人の小さな村。

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ヨゼフさんの友だち、イルカさんとファニンカさんがお花とウエルカムドリンク(プルーンで作った自家製蒸留酒)を持って駅に出迎えてくれた。ヨゼフさんは視力が衰えたため、現在は運転しない。

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ヨゼフさんの家の前の通り。左が入り口で、オートロックになっている。

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ヨゼフさんの家。平屋だが、広い。庭は日本庭園を参考にしたのだとか。

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昼と夜は庭のテーブルで、朝は室内で食べた。

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ロゴやポスターを作製するデザイナーであるヨゼフさんのアトリエ。

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ヨゼフさんの寝室を私に提供してくれた。窓から大きな胡桃の木が見える。プラハでは朝から歩き回り、ビール付き昼食のあとホテルに戻り、昼寝というパターンだったので、ここでもワイン付きランチのあと毎日昼寝をした。

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私が日本から持参したお土産を写真に撮っているヨゼフさん。食洗機も備わっている素敵なキッチン。几帳面な方らしく、スパイスからなにまで、きちんと片付いている。

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立派なエスプレッソマシーンがある。カップをのせ、小・中・大を選んでボタンを押すだけで、豆が挽かれてコーヒーが出て来る。お客が自分で飲みたい時に簡単に操作できるので、とても便利。

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翌朝はかなり冷え込み、暖炉に火が焚かれていた。どこの家も入り口に薪が積まれている。

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地下室を見せてもらったら、第二のアトリエのような作業場、ワインセラー、洗濯機などが置いてあり、かなり広い。

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庭の隅にいろいろな大きさのジョーロがきちんとそろえてある。私なら大は小を兼ねるでひとつで十分だと思うが・・・

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ヨゼフさんのポスター作品。

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ビールのラベルやヨーグルト容器のデザインもたくさんしている。

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今までにデザインしたロゴのファイルを見せていただいた。すごい数で、何ページもあるファイル。
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