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モラヴィア地方に滞在(その2:ヨゼフさん宅は千客万来) [旅]

ヨゼフさんは67歳。シングルでご両親と住んでいたが、Y子さんがお世話になり始めた頃はお元気だったご両親も既に亡くなり、現在は一人住まい。ここ2‐3年、体調を崩し、家を処分して、アパートに移ろうかなと言い始めているらしいが、友人たちがストップをかけているとか。

毎日のごとく自転車でやって来ていろいろ手伝いをしている親戚筋のファニンカさん、明るくていつも冗談を言っている電気工事請負人のイルカさん、30km離れた町に住む美人の未亡人アレンカさん、などヨゼフさんを気遣う人たちが周囲にたくさんいる。

日本の田舎と同じで、皆さん突然予告なしにやって来ては、コーヒーを飲みながら、馬鹿話をして笑っている。ヨゼフさんはプラハが嫌いとおっしゃっていたが、わかるような気がした。きつい冗談を言いながらも、おせっかいと思われるくらい世話を焼いてくれる友人たちがいる田舎が大好きなのだろう。

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ヨゼフさんのチキン、ファニンカさんのスープでランチ。

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ヨゼフさんがロゴを頼まれているパン工場から、半端じゃない量のパンの差し入れがあった。

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K子さんのプラハのアパートの改修をした大工さんが登場。いつも手ぶらで来る人なのよと冷やかされても、一向に気にしていない。

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昼寝から目覚めて、徒歩10分のワイン屋に行くことになった。途中で出会った近所の方と立ち話。K子さんもY子さんも何度も来ているので、ご近所とも顔なじみ。

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道で出会った子供たち。

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ヨゼフさんは持参の容器に新酒を入れてもらう。モラヴィア地方のオーストリア国境に近い所はワインの産地。私はお土産に白1本、ヨゼフさん宅で飲むために赤1本を買う。

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仕事を終えたイルカさんがコラーチ(菓子パンの一種)持参でやって来た。K子さんが急遽パン売りになって、イルカさんを冷やかす。ヨゼフさんの家に集まる人たちは陽気でおしゃべり。そしてジョークと小話好き。いつも笑いが絶えない。

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夕食は切っただけの簡単なもの。ドイツ人の家に招かれて、お腹を空かして行ったら、ハムとチーズとパンしか出なかったという話を昔、知り合いから聞かされたことを思い出した。

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翌朝、一人で散歩に出る。冷え込んでいたので、セーターを着た。

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近所の家。

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バス停。

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どこの家にもリンゴ、プルーン、胡桃などの木が植えてある。

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道端の花。

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昼食用に炒飯を作っているK子さんと手伝いのファニンカさん。

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昼食は炒飯とヨゼフさんの冷蔵庫にあった豚ヒレ肉とチーズを使って私が作ったヒレ肉のチーズソテー。ワインを飲んでまた昼寝。

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夕方、アレンカさん(右)とパン工場の社長さんがやって来た。アレンカさんは30年近く前、ご主人と船で日本に旅行に来たことがある。当時、車が1台買える費用がかかったというが、行ってよかったと言っていた。現在は未亡人で、息子さんは独立し、一人暮らし。社長さんはご主人亡きあと、息子さんと従業員100人の会社を経営している。

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夕食はY子さんが作ったカレーライス。海外で食べると美味しさ倍増。

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アレンカさんお手製のケーキ。ズッキーニ入りとかで、しっとりしていて美味しかった。

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社長さんからいただいた手書きのシャツを当てて、記念撮影。

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プラハに戻る日、K子さんはイルカさんとファルンカさんに巻きずしを作ってプレゼント。卵焼き、キュウリ、パプリカ、鶏肉入り。

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そのうちにイルカさんの奥さんと娘さんもやって来た。家族でこの夏に行ったブルガリアの写真を見せてもらう。とても仲の良い家族。

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出立時に家の前で。

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駅に着いて、列車が30分遅れと知り、見送りに来てくれたイルカさんとファニンカさんと一緒にビールを飲む。イルカさんは車なので、もちろんノンアルコールのビール。

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スカーフはヨゼフさんからいただいたもので、パン工場の社長さんが手書きしたもの。ノートはファニンカさんより。
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