『ニッポン国VS泉南石綿村』 [映画]
予報によると風が強そうだったので、テニスは諦めて映画に行くことにした。渋谷のユーロスペースで、ドキュメンタリー映画『ニッポン国VS泉南石綿村』を見る。
大阪の泉南はアスベストの集積地で、石綿紡織品の製造所がたくさんあった。国は石綿による労働者の健康被害を知っていたのにもかかわらず、経済優先で規制や対策を怠ってきたため、多くの労働者が呼吸器系の病気に罹り、亡くなったり、苦しんだりしていた。
そこで、工場の元労働者やその遺族などが、石綿による健康被害を被ったのは、国が規制権限を適切に行使しなかったためであるとして、損害賠償を求めた訴訟を起こす。この作品は、その8年間の闘いを記録したもの。
地裁で勝訴しても国が控訴して高裁で敗訴。最高裁でなんとか勝訴するが、期間外で必死に闘ったのに報われない人も出てくる。司法の世界がいかにいい加減か、弱者が救われないか、よくわかる。
それにしても厚労省の役人たちがひどすぎる。税金で雇っているのにあのレベルかとあきれるほどの人ばかり。自分の意見を言わない、言えないのが役人の条件なんだろうけれど、がっかりした。
先日帰京する際、駅で弟に会い、フキノトウをもらった。さっと湯がいてフキノトウ味噌を作った。
大阪の泉南はアスベストの集積地で、石綿紡織品の製造所がたくさんあった。国は石綿による労働者の健康被害を知っていたのにもかかわらず、経済優先で規制や対策を怠ってきたため、多くの労働者が呼吸器系の病気に罹り、亡くなったり、苦しんだりしていた。
そこで、工場の元労働者やその遺族などが、石綿による健康被害を被ったのは、国が規制権限を適切に行使しなかったためであるとして、損害賠償を求めた訴訟を起こす。この作品は、その8年間の闘いを記録したもの。
地裁で勝訴しても国が控訴して高裁で敗訴。最高裁でなんとか勝訴するが、期間外で必死に闘ったのに報われない人も出てくる。司法の世界がいかにいい加減か、弱者が救われないか、よくわかる。
それにしても厚労省の役人たちがひどすぎる。税金で雇っているのにあのレベルかとあきれるほどの人ばかり。自分の意見を言わない、言えないのが役人の条件なんだろうけれど、がっかりした。
先日帰京する際、駅で弟に会い、フキノトウをもらった。さっと湯がいてフキノトウ味噌を作った。
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