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『運び屋』 [映画]

春本番の陽気だったが、火曜日はテニスクラブが休み。テニスができなきゃ映画というわけで、渋谷で話題の『運び屋』を見た。

『グラン・トリノ』以来、10年ぶりにクリント・イーストウッド自らが監督・主演を務めた作品。ニューヨーク・タイムズ・マガジンに載った記事から着想を得て、製作された。

90歳のアールは家庭を顧みず、仕事一筋に生きてきたが、園芸事業に失敗して、家や土地を失う。そんな彼に舞い込んだ話がシカゴまで車で荷物を届けるという仕事。やがて中身は麻薬と知るが、高い報酬に目がくらんで運び屋を続けることになる。

メキシコの麻薬組織、アメリカの麻薬取締官、アールの家族などとのやりとりの中で、アールの生き方、人柄がわかってくる。朝鮮戦争で戦っただけあって、ギャングを相手にしてもおじけづくことなく、したたか。身勝手だが、ユーモアがあり、外面がいい。イーストウッドがまるでアールと同一人物のように思えてくる。

イーストウッドの年齢を考えれば、最後の作品になるかもしれないと見に行ったが、まだまだいけそう。それにしても、御年88歳にして監督・主演とは恐れ入りました。

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小学校の花壇に咲く菜の花
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