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「かがみの孤城」を読む [読書]

10日ぶりに連れ合いのテニスレッスンに付き添う。タクシーを降りたら、これからクラブに向かうMさんとバッタリ。いい色に焼けていた。連れ合いも2年前までは日焼けして、顔・腕・足は真っ黒だったなあと思い出す。昨日より湿度があって蒸し暑かったが、テニスの調子はまあまあ。10日間のブランクがあっても安定している。


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米国の友人の読書会で取り上げる図書の候補リストにあった辻村深月著「かがみの孤城」を借りて、読んでみた。2018年本屋大賞受賞作品。

中学生になって間もないこころは、いじめがきっかけで不登校になる。ある日、自分の部屋の姿見が突然光り輝き、鏡の向こうに引きずり込まれてしまう。そこには同じように学校に行っていない中学生が6人いた。狼の面をつけた少女からこの城は9時から5時まで出入り自由、ただし3月30日までしか使えない、城には「願いの部屋」があり、そこに入る鍵を見つけた人だけが願いを叶えることができると告げられる。こころはそこに通うことで、ほかの6人と時間を共有し、お互いの心の傷を知るようになる。

初めて辻村さんの作品を読んだ。ファンタジーやミステリーの要素をからませながら、学校に通えない中学生の心の叫びを丁寧に描写した魅力的な物語だった。最後に伏線が回収された時、あっと驚かされる。


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近所の花
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