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「うらんぼんの夜」を読む [読書]

日頃利用しているスーパーもパン屋も今日まで休み。少しだけ遠いスーパーに連れ合いと行き、今年初めての買い物をした。帰りにコンビニで肉まんとあんまんを買って、お昼にする。散歩日和だったが、元旦に歩いた後、左膝の痛みが増して足全体がだるいので、散歩は取り止め。1人になりたくて、歩きたい気持ちがつのるけれど、ここは我慢。


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今日は三日とろろ。朝、麦ご飯を炊いて、長芋をすりおろし、出汁に味噌を入れた汁を混ぜて、とろろご飯で食べた。

同郷の江戸川乱歩賞受賞作家、川瀬七緒さんの「うらんぼんの夜」を読んだ。福島の田舎に住む女子高生、奈穂は排他的で閉鎖的な村にうんざりして、早くそこから出ていきたいと願っている。ある日、同じ部落に東京から家族が移住してきた。その家族の中に奈穂と同級の亜矢子がいて、2人は親しくなる。奈穂は部落の掟や風習を亜矢子に教えて、亜矢子一家を守ろうとするが、やがて不可思議なことが起きるようになる。それは恐ろしい結末へと導くきっかけに過ぎなかった。

ホラー的なミステリーで、結構怖い。主人公と同じく村で育った私には濃密で窮屈な村社会から逃げ出したい気持ちがよくわかる。年寄りたちのセリフが故郷の方言で綴られていて、懐かしさを感じながら読めたのはよかった。

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近所のナンテン
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