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『パリに見出されたピアニスト』 [映画]

今日から10月なのにまだ夏のような暑さが続いている。テニスクラブが休みの火曜は、映画に行くのが恒例。品川で、フランス・ベルギー合作の『パリに見出されたピアニスト』を見た。

マチューは、「ご自由に演奏を!」と書かれているパリの駅に置いてあるピアノを弾くのが楽しみな青年。その演奏を聴いて、彼の音楽的才能に惚れ込んだのは有名な音楽院のディレクター、ピエール。しかし、マチューは不良仲間と泥棒に入り、警察に逮捕されてしまう。

ピエールのお陰で、刑に服する代わりに奉仕活動を半年することになったマチューは音楽院で清掃係として働く。そして、ピエールの指示で、仕事のあとにピアノのレッスンを受ける。何年も優勝者を出していないと学長から責められているピエールは、国際ピアノコンクールにマチューをエントリーし、優勝を目指すことにしたのだ。

紆余曲折を経て、マチューが優勝を遂げるまでのサクセスストーリー。経済的余裕のない労働者階級が芸術で一流を目指すという点では、炭鉱町の男の子がクラシックバレエダンサーになる『リトル・ダンサー』という作品に似ている。しかし、『リトル・ダンサー』のほうがずっと感動的で心に残る。『パリに見出されたピアニスト』は主人公と周囲の人たちとの心情的な絡みがちょっと浅い感じ。ストーリーよりも音楽を楽しむ映画かな。

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鶏肉・パプリカ・椎茸・インゲンの味噌炒め。時間がない時は、とかく炒め物。
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