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「魯肉飯のさえずり」を読む [読書]


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今朝の抹茶。生菓子は水仙。

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日曜の朝はおかゆ。今朝はカブの葉とギンナンを入れた。頂きもののちりめんじゃこで作った山椒ちりめんをトッピング。

朝7時に散歩に出発。日曜のクリスマスの朝はさすがに人がまばらで、洗足池に着くまで数人にしか会わなかった。1週間ぶりの洗足池はモミジの葉は残り少なくなり、ドウダンツツジがまだ見頃。水鳥がますます増えていて、池面はにぎやかになっている。


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本日の洗足池

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キンクロハジロ

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オナガガモと鯉

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アオサギ

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コサギ

連れ合いを外に出すために昼にパン屋へ。朝も大して寒くなかったが、昼頃はポカポカ陽気。1週間後の新年までこの好天が続くのだろうか。

温又柔著「魯肉飯のさえずり」を読んだ。台湾生まれ、日本育ちの著者が日本語で書いた作品。日本人の父と台湾人の母の間に生まれた桃嘉が2つの文化と言葉のはざまで悩みながら成長していく物語。桃嘉と母を章ごとに一人称で語らせている。思春期に日本語が上手でない母を疎ましく感じて、母を悲しませた桃嘉。一方母は台湾語や中国語がわからない娘に日本語で自分の思いを十分に伝えられないことにもどかしさを感じる。桃嘉は就活に失敗したあと、求婚された日本人と結婚するが、やがて夫の浮気や夫の家族との関係でしっくりいかなくなる。親友と行った台湾で、「夫婦としてやっていくのに最も重要なのは、妻が言いたいことをなんでも言えること」と伯母から聞かされた桃嘉は自分の気持ちを夫に伝えて、離婚に踏み切る。

若い女性の自立の物語だが、日本と台湾の関係、国際結婚の問題、フェミニズムなどさまざまな要素が散りばめられていて、面白かった。魯肉飯にロバプンとルビが振ってある。台湾でこれを注文する時にルーローファンと言って頼んでいたけど、それは中国語で台湾語ではロバプンと言うんだと初めて知った。著者の台湾人としてのこだわりなのかな。
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