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『スリー・ビルボード』 [映画]

朝、雪降る中、渋谷へ。話題のアメリカ映画『スリー・ビルボード』を見た。

南部ミズーリ州の田舎町が舞台。7カ月前に娘をレイプされ殺されたミルドレッドは、犯人が一向につかまらないことに怒って、現場近くに3枚の大きな看板を使って広告を出す。広告には警察の手ぬるい捜査を非難するメッセージが書かれていた。

ミルドレッドの行動は警察ばかりでなく、町の人々や元夫からも反発や嫌がらせを受ける。しかし、彼女はひるむことがない。末期がんの警察署長、マザコンで差別主義者の巡査、娘と同じくらいの若い女と暮らす暴力的な元夫、広告屋などさまざまな人々がかかわり、事態は思わぬ方向へ。

犯人捜しのサスペンスではなく、怒りや憎しみにとらわれた人たちの群像劇で、一種の人間ドラマ。それにしてもミルドレッドの怒りのエネルギーには度肝を抜かれた。演じている女優の演技がまたすごい。物語がどう展開していくのか予測不可能で、終わり方に余韻を感じさせた。感情移入できるような作品ではないが、何だか妙に心に残るタイプの映画だった。

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田舎の友人からいただいたキュウリの古漬けを塩抜きして、ごま油で炒め、削り節とごま、ほんの少しの醤油を入れた。
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