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「公事宿事件書留帳シリーズ」を読む [読書]

昼頃から晴れてきたが、今日はテニスを休む。昨日、少し腰痛があったのに1セットくらいなら大丈夫だろうと油断したのがいけなかった。痛みが増し、中腰になるのが辛い。先週は、クラブ定休日の火曜以外テニスを休まなかった連れ合いに、今日は止めて休養したらと言ったら、家に居てもやることがないと出かけて行った。

このところ、澤田ふじ子著「公事宿事件書留帳シリーズ」を読んでいる。このシリーズは22まであるらしいが、予約せずに図書館で見つけたものだけ、とりあえず8冊を読了。

舞台は江戸時代の京都の公事宿。この小説で初めて知ったが、公事宿とは宿を兼ねた法律事務所のような場所。地方から裁判や訴訟のためにやって来た人を泊め、宿の主人は訴訟人の依頼で訴訟に関する手続きなどを行っていた。今で言う弁護士のようなものか。

主人公は公事宿の居候、田村菊太郎。異母弟に家督を譲るために家を出奔し、放蕩息子を装い、何年か放浪したあげくに地元に戻って、公事宿で手伝いをしている。心優しく、頭脳明晰の上、剣の腕も立つ魅力的なお人。公事宿に持ち込まれる事件の解決に活躍する。

連作短編集なので、読みやすい。時代物で京都が舞台というのも珍しい。ざまなエピソードが登場し、当時の政治の仕組み、庶民の暮らしぶりをうかがい知ることができて、面白い。話し言葉が関西弁のため、初めは戸惑ったが、読み進めるうちに慣れてきた。

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家から一歩も出ず、読書三昧の一日を過ごしたので、昨夜浸しておいた金時豆を煮た。豆を煮る時は圧力鍋を使わない。家に居る時間が2時間位あれば、煮豆は簡単。砂糖はいつものように北海道産のてんさい糖を使った。明日から朝茶の茶請けにするつもり。
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