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『バジュランギおじさんと、小さな迷子』 [映画]

雪がちらつく中、大森の映画館へ。キネカ大森で、インド映画『バジュランギおじさんと、小さな迷子』を見る。

パキスタンの山村に住む6歳の女の子、シャヒーダーは聞くことはできるが声が出せない。インドのイスラム寺院に行って願掛けをすればいいと言われ、母親とデリーに行く。その帰り道、夜汽車からちょっと下車した隙にインドに取り残されてしまう。

ヒンドゥー教の熱心な信者で正直者のパワンはシャヒーダーと出会って、迷子と知り、警察に連れて行くが、警察は保護してくれず、自分が預かることになる。6歳で字は書けないし、しゃべれないため、どこから来たのか皆目見当がつかない。そのうちにインドとパキスタンのクリケットの試合をテレビで見ていて、シャヒーダーはパキスタン人でイスラム教徒と判明。ヒンドゥー教徒のパワンは驚愕する。インドとパキスタンは宗教も違うし、長年対立関係にあるからだ。しかし、パワンはシャヒーダーを彼女の両親のもとに送り届けることを決意する。

インド映画の約束事である歌とダンス、それにロマンス、アクションとすべてそろった見ごたえのある娯楽作品。コメディータッチで描きながら、政治的・宗教的対立も人間愛にはかなわないというメッセージを伝えている。シャヒーダー役の子役が上手くて可愛すぎて、泣かされる。それにインドのロケ地の映像が素晴らしかった。これぞ映画だと大満足。インド映画に外れなし!

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林試の森の椿。名は、白唐子(しろからこ)
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