『決算！忠臣蔵』

テニスクラブが休みなので、たまには散歩に行こうかと考えていたら、今日も雨。それでいつもの火曜日のごとく、映画と相成った。

笑える映画がいいなと選んだのが、『決算！忠臣蔵』。原作は大石内蔵助が残した決算書を元に赤穂浪士の吉良上野介討ち入りを財政面から描いた「忠臣蔵の決算書」。原作は読んでいない。

藩主の振る舞いによって、突然お家断絶となり、路頭に迷うことになった赤穂藩士たちが討ち入りを果たすまでの話。だれでも知っている物語だが、従来と違うのはそこに至るまでのさまざまな出来事にかかった費用を現在の貨幣価値で表していること。５０人近い人数で仇討ちを成し遂げたのだから、経費も半端じゃない。京都―江戸往復の費用ってそんなにかかったのかとか、飲み食いの経費とか、すべてが興味深かった。初めから討ち入りが決定されていたわけではなく、世間の期待や空気にも影響されて、そういう状況になっていく過程も面白い。話の運びが少し冗長のうえ、場所が京都か江戸かすぐにわからないシーンもあったが、まあまあ楽しめた。期待したほど笑えなかったけれど。


近くの公園にまだチョウセンアサガオが咲いている。