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「かっかどるどるどぅ」を読む [読書]

テニスコートに着いた頃に黒い不気味な雲が広がり始めたが、大丈夫だろうと楽観していた。ところが、レッスン開始30分後に突然ざぁーっと降りだした。でも数分で止んだため、レッスンを再開。陽射しが雲で遮られ、涼しい風が吹いたのでテニスには良かった。明日からコーチが夏休みのため、次回のレッスンは16日。その間、少し歩かせるしかないかな。

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60代で書いた処女作「おらおらでひとりいぐも」で芥川賞を受賞した若竹千佐子さんの2作目「かっかどるどるどぅ」を読んだ。女優の夢を捨てきれないまま、生活が立ち行かなくなっている60代後半の悦子、夫を早く亡くしたあとも夫の両親の介護に忙殺され、ようやく自由の身になったが、自分を見失ってしまっている芳江、大学院を出たのに就職氷河期で正社員の職に就けず、非正規雇用の身分で職場を転々としてきた30代後半の理恵、そして生きることに不器用で、死のうとまで思い詰める20代の保。それぞれに孤独で不安な日々を送る彼らがふとしたきっかけで、古いアパートの一室を解放して、食事をふるまっている吉野という女性と知り合う。丸いちゃぶ台で食事を共にすることで、お互いにつながり、助け合って生きていくことの大切さに気づいていく。

「おらおらで~」は、1人の老女の心の内面を描いた作品だったが、本作は群像劇で、年齢も背景も異なる4人が食事をふるまわれることで、救われていく話。子ども食堂ならぬ大人食堂かな。前作同様、所々に東北弁が出てくるのが東北人としては好ましい。

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お昼を食べてから、隣の駅まで買い物に行く。目黒線緑道の酔芙蓉がピンクに染まっていた。

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友達から福島の桃が届いた。3時に早速味わったら、香り高く、甘くて、旨い!

昨日の良かったこと
①林試の森へ散歩に行き、ベンチで瞑想した。
②札幌の義妹がHの兄弟や姪夫婦たちが集まった時の写真を送ってくれた。
③田舎の義妹から、母の一周忌と新盆の法事の写真が送られてきた。
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