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愛情ではなく執着 [つぶやき]

今日もテニスは無理そうだから、映画にでも行くかと話しているうちに雨が止んだ。お昼を食べて、クラブに向かう。10人くらいしか集まらなかったが、なんとか2セットできた。

土曜日の朝刊に、特老の常勤医、石飛幸三さんの「それぞれの最終楽章」という記事が連載されている。毎週、興味深く読んでいるが、今日のテーマは平穏死(3)。石飛さんは老衰の最後の段階で、積極的に医療を提供しないという考えの持ち主。

胃ろうをめぐっての3組の家族の例を提示し、医療を提供する、しないの判断に「その人のためになるのか」という視点が貫かれているかがポイントだと書かれている。親が生きていることで心の平衡を保ったり、介護が自らの存在証明になったりしている人もいるだろうが、1分1秒でもただ長く生きてほしいと願うのは、愛情ではなく執着ですというくだりを読んで、その通りかもと思った。

母には、それこそ平穏死を望んでいるので、なにかあっても余計な医療は施さないことを、きょうだいで決めている。

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母の施設の近くの林に咲いていた白いホタルブクロ
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