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「紅のアンデッド 法医昆虫学捜査官」を読む [読書]

好天に恵まれた連休の真ん中、さぞかしテニスクラブは混んでいるだろうと出かけて行ったら、肩すかしをくらった。皆さん、どこぞに出かけたのかしら。

同郷の作家、川瀬七緒さんの最新作「紅のアンデッド 法医昆虫学捜査官」を読んだ。法医昆虫学捜査官シリーズの6作目。

都内の古い家で、血痕と3本の小指が見つかる。住人夫婦と客のものと思われたが、いっこうに死体が発見されない。捜査を担当する岩楯刑事は法医昆虫学者の赤堀と彼女が所属する新しい組織「捜査分析支援センター」のプロファイラーの協力のもと、事件の解明に挑んでいく。

前5作同様、岩楯と赤堀とのやりとりや赤堀が現場の虫からさまざまなことを推理していく過程が実に面白い。このシリーズは、虫嫌いの人にとっては、ぞっとするような描写もあるが、昆虫についてのうんちくが結構楽しみなのだ。新しく加わったプロファイラーも赤堀のように個性的な女性なので、次作での再登場を期待したい。

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田舎で見たヨウシュヤマゴボウ
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