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『カセットテープ・ダイアリーズ』 [映画]

昼前に近所の理髪店に行き、カットしてもらう。連れ合いが長年通っている店で、コロナ騒ぎ以後は千円カット屋からここに変えた。ご主人、以前はすぐ近くのおでん屋に行った帰りにここに顔を出して、今度は一緒に飲みましょうと言ってくれたことがあったんですよと聞かされた。私が田舎の母の所に行ったり、旅行に出かけたりした時は、連れ合いは近所のいくつかの馴染みの店で夕飯を食べていた。最近はそういう店に行こうと誘っても全く乗ってこない。外食好きだったのに、よほどお気に入りの店じゃないと行く気なし。なぜなのかわからない。

午後、熱帯地方にいるかのような猛暑の中、映画を観に渋谷へ。渋谷での映画は数カ月ぶり。こういう時期でも渋谷の街は人が多い。でも、映画の観客は16名だった。観たのは、イギリス映画『カセットテープ・ダイアリーズ』。以前に観た『ベッカムに恋して』と同じ監督だと知って、観たいと思った作品。

1987年、サッチャー政権下のイギリスの小さな町に住むジャベドが主人公。彼は日記をつけ、詩や文章を書くのが好きなパキスタン移民の高校生。移民に対する偏見や保守的な父親との確執に鬱屈とした思いを抱いている。ある日、アメリカの歌手、ブルース・スプリングスティーンの音楽に出会い、そのメッセージに衝撃を受けたジャベドは自分の進みたい道を行こうと前向きになる。

実在のジャーナリストの回顧録が原作の青春ドラマ。若い頃にブルース・スプリングスティーンの音楽は聴いたことがなかったけれど、映画の中で聴いていたら、なかなか良かった。

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近所のカシワバアジサイ
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