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「コンタクト・ゾーン」を読む [読書]

朝から断続的に激しい雨。8時頃にいったん弱まったので、鍼灸院の予約を取り、9時に家を出る。こんな雨の日の電車はガラガラかと思ったら、結構席が埋まっていた。運が良いことに行きも帰りも小雨程度ですんだ。

このところ篠田節子さんの作品を続けて読んでいる。今週読み終えたのは「コンタクト・ゾーン」。東南アジアの島にある高級リゾートホテルに日本からやって来たのは、30代半ばのシングル女子3人組。日頃のうっ憤を晴らし、ブランド品を買いまくって帰国するつもりでいたら、内乱に巻き込まれてしまう。滞在客らが皆殺しにされたホテルから命からがら逃げだし、たどり着いたのが同じ島の山間部。テレビが1台しかない未開の村で、村人たちにかくまわれながら、彼女たちは三者三様の生き方で、サバイバルに挑む。

かつて日本軍がこの島を蹂躙したという歴史も知らず、贅沢三昧のバカンスを過ごそうとやって来た女性たちがゲリラや村人と過ごすうちにさまざまなことを学び、たくましく変わっていく様が痛快。かなり長かったけど、面白かった。

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目黒線緑道の花壇の花
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