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『アマンダと僕』 [映画]

今朝は、ちょうど通勤時間帯にどしゃぶりの雨。傘を差してもずぶぬれになりそうな雨脚で、出勤する人たちが気の毒になるほどだった。

先週の秋田駒ケ岳ハイキングで使った連れ合いのトレッキングポール2本のうちの1本がおかしくなった。8年前に購入した恵比寿のモンベルで見てもらって、修理できないようなら買うと言うので、ついて行く。劣化と無理にペンチでねじったせいですと言われ、結局1本新調した。スペインの巡礼路800kmを2回とイギリスのCoast to Coast 300kmを歩いた際に使ったから、もうお役御免も当然だろう。

買い物だけではもったいないと恵比寿ガーデンシネマで、フランス映画『アマンダと僕』を見た。第31回東京国際映画祭で東京グランプリと最優秀脚本賞をダブル受賞した作品。

パリで、植木仕事やアパートの管理など便利屋まがいの仕事をしているダヴィットは、同じアパートに住むことになったレナと恋に落ちる。シングルマザーの姉とも仲良しで、姉の娘、7歳のアマンダの面倒をみることもある。そんな穏やかな暮らしが姉のテロによる突然の死で断ち切られる。残されたアマンダの世話をすることになるが、頼りのレナも姉と同じ事件で右腕にケガを負い、ショックで田舎に帰ってしまう。2人きょうだいで親もいない若いダヴィットは姉を失った悲しみが癒えぬまま、たった1人の家族である母親を亡くしたアマンダとどう付き合っていったらよいのか、途方に暮れる。

淡々と日常を描き、人との結びつきや再会をアメリカ映画のようにドラマチックには描いていないが、それがかえってダヴィットやアマンダの悲しみをあらわしている。喪失感から立ち直ろうとする2人が見に行く、ラストのウインブルドンでのテニス試合のシーンにはやられた。子役が上手い!

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近所で見かけたバラの花
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