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陶芸家の工房を訪ねる [友達]

昨日、Iさんの山荘を出る時、彼が「そうだ!ちょっと寄り道して、Oさんの所へ行ってみよう」と言い出した。連れ合いはIさんやOさんと温泉に行った時に何度か寄ったことがあるが、私は行ったことがなかったので、即座に了承。

日の出町にあるOさんの自宅と工房を初めて訪ねた。登り窯を実際に見たのも初めて。まずは工場のように広さにびっくり。娘さん2人も陶芸家になっているので、彼女たち用の電気窯も2つある。そういえば、今朝の朝刊に日本伝統工芸展入選者の氏名が載っていて、その中に娘さん1人の名前があった。

Oさんに案内していただき、焼き物が出来上がるまでの工程を聞く。土を選び、ブレンドしたりするところから始まって、登り窯で焼き上がるまで、気が遠くなるような道のりだ。登り窯は3日3晩、薪を燃やし続けなければならないうえ、火の加減が大切。そして、体力と経験が必要。Oさんは若い頃は年に4回登り窯で焼いたこともあるが、80歳を超えた現在は年に1回が精いっぱいとか。

器は客用、日常用と分けずに、大枚はたいて手に入れたものでも普段使いしているが、お話を聞いていて、気に入っているものは使う頻度をもっと増やそうと思った。作り手に敬意を表すためにも。

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窯が置いてある場所は、まるで町工場のよう。

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Oさん自らが作った登り窯

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登り窯の側面

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電気窯

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Oさんの工房。ヘラなどの道具の種類や数も半端じゃない。

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ロクロ回しの実演をしてくれた。

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乾燥中の器

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ご自宅の陳列棚に並べられている作品の一部。
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