SSブログ

「ヴィンテージガール 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介」を読む [読書]

朝、洗足池へウオーキング。北風が吹いていたけれど、それほど寒くなかった。昼近くに昨日は一日引きこもりだった連れ合いとパン屋に行く。月曜は和菓子屋の弁当で、昨日はパン屋が定休日だったため、3日ぶりにパンのお昼となった。


1.jpg2.jpg3.jpg4.jpg
本日の洗足池

久しぶりに川瀬七緒さんの著書を読んだ。江戸川乱歩賞受賞の折、同郷で同じ高校卒と知り、ほとんどの作品を読んできたが、ここ2年くらいは新しい作品をチェックしていなかった。どなたかが、今年の小説5作に「ヴィンテージガール 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介」を取り上げていたのを新聞で目にして、図書館に予約した次第。

桐ヶ谷京介は高円寺商店街で小さな仕立屋を営んでいる。解剖学と服飾について並外れた知識を持ち、服を着ている様子からその人の病気や受けた暴力までわかってしまうほどの特殊な能力がある。ある時、テレビの公開捜査番組で、10年前の未解決の少女殺害事件の遺留品のワンピースに目を留める。それは時代遅れの奇妙な柄のワンピースだった。興味を抱いた桐ヶ谷は同じ商店街にあるヴィンテージショップを訪ね、店主の水森小春にワンピースの柄のことを聞く。そこから、2人は名前もわからない被害者の少女と彼女に起きたことを探っていく。

著者がデザイナーだけあって、服飾に関する知識から事件の真相に迫っていくところが斬新。「法医昆虫学捜査官」シリーズも面白かったが、仕立屋探偵もシリーズ化してほしい。


5.jpg
冬至カボチャ
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感