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「暴虎の牙」を読む [読書]

雨音で目が覚めた。鍼灸院に行こうかなと思っていたけど、バシャバシャと降っているのを見たら、出かける気がなくなった。午後からは雷がとどろき、強風と激しく降る雨で、まるで嵐のようだった。

図書館に予約していて、忘れた頃に手元に届いた柚月裕子著「暴虎の牙」を読んだ。広島を舞台にした警察小説で、「孤狼の血」と「凶犬の眼」に続くシリーズの完結編。昭和57年、広島北署の暴力団係刑事、大上はヤクザをも恐れない武闘派の愚連隊の頭、沖虎彦が暴力団と抗争に突入する情報をつかみ、それをくい止めようと奔走する。時は移り、平成16年、18年ぶりに沖は刑務所を出所する。しかし、暴対法の施行で世の中はすっかり変わっていた。再び動き出した沖に、今は亡き大上の部下だった刑事、日岡が近づき、沖の動向に目を光らせるようになる。

今年になって、ヤクザが主人公の映画を2本観たので、背景に共通するところがあり、面白かった。この作者の作品はほとんど読んでいるが、最も好きなのは検事「佐方貞人」シリーズ。

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春菊のごま味噌和え。練りごまを使った。

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茹でブロッコリーに塩昆布と生姜を散らし、ポン酢を少しかけた。
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