SSブログ

「天路」を読む [読書]

午前中は厚い雲がたれこめ、寒かった。朝一番に連れ合いと銀行に行く。向かう道すがら、Yちゃん(共通の友達)が暗証番号を三度間違えたため、口座が凍結されてしまい、大変な目に遭ったらしいよと話したら、今日はATMの操作を初めから終わりまで私に任せた。

リービ英雄著「天路」を読んだ。この著者の作品は「模範郷」に続いて2冊目。「天路」は中国人の友人の車で山東省からチベットに向かう旅での出来事や旅先での著者の回想が描かれている。日本語で書かれているが、中国やチベット語、それに著者の母国語である英語も出てきて、面白い。「模範郷」を読んだ時にも感じたが、日本語の表現・文章力が素晴らしい。

チベットは2007年にツアーで行ったことがある。2006年に開通したばかりの青蔵鉄道でゴルムドからラサまで、十数時間の列車の旅だった。平均海抜4,500m、最高地点が5,072mという世界一の高所を走る高原鉄道で、車窓からの雄大な景色に圧倒された。「天路」にも出てくるが、五体投地でラサを目指す人たちにも会った。2008年のチベット騒乱で、中国政府の締め付けが一層厳しくなり、チベット関連の記事を見るたびに、あの時のチベット人現地ガイドは今どうしているかしらと思う。


a.jpg
青蔵鉄道の車窓からの景色。下の方の白い点々は羊たち。

b.jpg
ラサのポタラ宮


午後に晴れ間が出てきたので、洗足池に散歩に行く。午前中と違って、暖かかった。

1.jpg2.jpg
本日の洗足池。オナガガモたちが杭の上で、日光を浴びながら休息中。
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

体の芯から冷える [テニス]

連れ合いのテニスレッスン日。今日も予定出発時間まで待てずに、8時20分に家を出たため、レッスン開始時間20分前に到着。タクシーはすぐにつかまるし、乗車して10分もあれば着いてしまう。なだめながら家で待つより、レンタルコートのロビーで待つほうがむしろイライラしなくていい。

レッスンの間、冷たい北風が吹いて寒かった。プレーしていれば、それほどではないのだろうが、陽が当たらないテラスで見学していたら、体の芯から冷えてしまった。厚着して行ったのに、風に体熱を奪われた感じ。来週こそ風のない中でのレッスンになってほしい。


1.jpg2.jpg

レッスンのあと、和菓子屋に寄り、いつものお弁当と生菓子を買い、GOタクシーを呼んで帰って来た。お昼を食べて、すぐにウオーキングに出発。徐々に風が弱まり、陽射しが結構強くて、体がポカポカに。やっぱり動く回るのが一番。


3.jpg
本日の林試の森。一人で太極拳をしている人がいた。

4.jpg
「大虹」という名のツバキ

5.jpg
「岩根絞」という名のツバキ
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

立春を過ぎたら、寒くなった [暮らし]

立春を過ぎて、再び寒さが戻ったようだ。今朝、いつものようにテニス用の手袋で歩いたが、手がかじかむほどだった。エアコンは朝晩それぞれ1時間くらいしかつけないが、連れ合いも私も一日中電気ひざ掛け毛布を使っている。

札幌は大雪らしい。弟は雪かきで大変そうだ。コロナ感染者の急増がなければ今頃は雪まつりだったのに、観光業や飲食店が本当に気の毒。ひいきの店はどうしているかしらと心配している。

昼近くに連れ合いと八百屋とパン屋へ。途中、自転車を止めていた警官がいて、連れ合いに「ご苦労さまです!」と声を掛けられ、頭を下げていた。交番の中にいる警官にも挨拶することが多いし、なぜか警官には愛想がいい。


1.jpg
今朝の抹茶

2.jpg4.jpg
本日の洗足池

5.jpg
途中の家のチロリアンランプがまだ咲いている。

6.jpg
昔、友達の家でご馳走になったひじき煮にジャガイモが入っていて美味しかったので、それ以来、時々ジャガイモ入りのひじき煮を作る。
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

愚痴を言い合う [つぶやき]

朝7時半に散歩に出かけようとマンションの1階に下りたら、先日卵とセロリをくださったOさんにバッタリ。コンビニに行くところだというOさんと一緒に話しながら歩く。店に着いてからもしばしおしゃべりを続けた。

Oさんは80代半ば、あまり歩けなくなっているご主人は80代後半。デイサービスに行っているが、現在はコロナが怖いので通所を止めている。理学療法士によるリハビリは自宅で週2回受けていて、週1回にしたいと考えているとのこと。Oさん自身が他人を家の中に入れて応対するのが疲れるらしい。ご主人の付き添いで病院に行けば、半日がかりだし、家事もやらなくちゃならないし、とにかく疲れるとおっしゃっていた。でも、お宅の方が大変よねといつも同情されるが、介護はどちらが楽とは簡単には言えない。

Oさんはご主人と普通に会話ができるけれど、すぐ近くの床屋に行くにも車椅子が必要。心臓の手術とか、いろいろな病気をしているので、時々検査も受けなければならない。Oさんのお年で、車椅子を押したりの介助はかなり大変なはず。10年後、私が彼女の年齢になる頃を想像すると、自分が元気で介護しているとはとても思えないもの。


1.jpg4.jpg3.jpg2.jpg
本日の林試の森。一昨日姿が見えなかったカルガモが戻っていた。あちこちの池を回っているのかな。数キロの範囲内に、洗足池・戸越公園・自然教育園があり、目黒川・呑川も近いから居場所には不自由しないはず。


午後は連れ合いとお茶屋へ。途中にあるシューマイ屋さんの前に行列ができていたので、何事かと思ったら、閉店するとのこと。80代後半のご夫婦が半世紀にわたって営んでいた店で、電車でテニスに通っていた頃は帰りに時々買っていた。隣の煮豆などの惣菜を売っていた店もご主人の病気で昨年閉店。小さな商店街はさびれる一方だ。


5.jpg
数種類のシューマイがあるはずなのにすべて売り切れで、ポークシューマイしかなかった。それも一人10個入りのみ。でも、最後に食べることができて、よかった。
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

「肖像彫刻家」を読む [読書]

今日は、立春。陽射しが少なかったので、昨日と比べると寒かった。朝、いつものように歩いて、昼近くに連れ合いとパン屋へ。午後に一人で図書館とスーパーに行き、あとは家でゴロゴロ。明日の連れ合いの外出先を思案中。

篠田節子著「肖像彫刻家」を読んだ。主人公は妻子に出で行かれたあと、イタリアで8年肖像彫刻の修業をして帰国した中年男。イタリアにいる間に両親は亡くなり、姉の計らいで八ヶ岳の麓に工房を構えて、肖像彫刻家として再出発する。ようやく仕事の依頼がきたのは地元のお寺の開祖である雪姫像。その後、姉の依頼で両親の胸像、亡くなった奥さんや恋人の像など頼まれて作る。ところが、納品したあと、両親の像が夜な夜なケンカするとか、像が歩き回ったとか、顔の表情が変わって、怒っているとか、さまざまな不思議な現象が作家の元に報告される。

7編の連作集。肖像彫刻を依頼した人たちとそれを引き受けた作家の心情を描きながら、その中に現代の世情をうまく散りばめている。肖像彫刻作品を通して、人間の愚かさ、寂しさ、悲しみがあぶり出され、面白かった。


1.jpg
本日の洗足池

3.jpg4.jpg
オナガガモのつがい。なぜか、雌だけが何度も頭を水の中に入れている。

2.jpg
白椿

5.jpg
同じマンションの方から卵を1パックいただいたので、かに玉を作った。野菜と卵などを定期的に配達してくれるサービスを利用しているが、80代の夫婦二人では食べきれないのだそうだ。うちでは食べない野菜だからとセロリもいただいた。
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

天ぷらをがっつり食べる [食べる]

揚げ物はもっぱら外で食べることにしている。特に天ぷらは目の前で揚げてもらって、すぐに味わうのがベスト。1カ月半ぶりに大崎の「天富」へ行く。連れ合いが待っていられなくて、早く家を出たため、開店15分前にお店に着いてしまった。「支度中」の札が出ていたが、ノックしたら女将さんが中に入れてくれた。すぐにご主人が揚げ始めてくれ、11時20分からスタートした食事はあっという間に終了。とにかく連れ合いが食べるのが早いため、こちらはゆっくり味わっていられない。行きは電車、帰りはタクシーにした。

私たちが食事を終える頃に、男性と女性のそれぞれ一人客が見えた。女将さんの話では、夜はめっきり客が減っているみたい。1月に10人グループの予約が入っていたけれど、お店の方からキャンセルをお願いしたそうだ。刺身と天ぷらのコースを止めていて、天ぷらだけしか提供していない。確かに客が来るかどうかわからない状態で、生ものは仕入れできない。それにしても、飲食店の苦境はいつまで続くのか。アルコール提供が8時までという縛りがどれだけ効果があるのか、疑問。


1.jpg
味噌汁はいつもシジミ汁、糠漬けは女将さんのお手製。前回は1,300円のコースにしたが、今回はキスとイカがプラスされる2,000円のコースにした。

2.jpg
海老・フキノトウ・ナス・カボチャ・タマネギ・ピーマン

3.jpg
穴子・イカ・キス

4.jpg
かき揚げ

12時に帰宅したので、それから歩きに出かけた。風もなく、燦々と陽射しが降り注ぎ、最高のウオーキング日和。帰りはダウンを脱ぎたいくらいだった。


5.jpg6.jpg7.jpg8.jpg
本日の林試の森。今日は池にカルガモがいなかった。代わりにカラスが我が物顔で戯れていた。
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

発祥の地で作られた小松菜 [暮らし]

今朝、体操の時間だよと起こされ、トイレに行って時計を見たら、4時半。まだ1時間あるわよと言って眠ろうとしたが、連れ合いが新聞を取って来たり、自分の部屋の明かりをつけたりしたため、眠れない。結局5時から体操を始めて、いつもより30分早い5時半に起床。午後本を読んでいて、居眠りしてしまった。でも、早い時間に散歩に出かけることができたから、まあいいか。連れ合いの今日の外出先はパン屋。店主にいつも変わらぬ同じ言葉をかけて、帰って来た。


1.jpg3.jpg
本日の洗足池

2.jpg
カワウは足で首を搔いている。

4.jpg
勝海舟のお墓のそばの水仙

昨日、八百屋で江戸川区産の小松菜を買った。店主のレクチャーによると、小松菜は江戸時代から江戸川区小松川で作られていた野菜で、時の将軍吉宗が名付けたという説がある。現代の小松菜は原種ではなく、青梗菜とのかけ合わせだそうだ。

江戸川区の門倉農園で作られた小松菜は、生で食べられますと袋に表示されていた。芯の部分の小さな葉をかじってみたら、青臭さは全くなく、かすかに辛味を感じる。細かく刻んで、納豆に入れてもいいかも。昨夜は鍋に入れ、今夜はお浸しにした。甘みがあって、美味しい。門倉農園のホームページを見たら、海に近いため土がミネラル豊富で、除草剤は使っていないと書かれていた。

         5.jpg
6.jpg
普通の小松菜の約2倍強のお値段だった。
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

台湾の冬の果物「蜜棗」を味わう [暮らし]

今日はパン屋の定休日。連れ合いを外に出すための作戦を練った結果、荷物持ちで八百屋に買い物に連れ出すことにした。こちらの店主も連れ合いのお気に入りなので、行かないとは絶対言わない。お昼を食べたあとにと告げていたため、食べ終えてすぐにダウンを着て、帽子をかぶって出発の態勢。こちらは食器洗いが終わっていないというのに、全く。

八百屋の店主と顔を合わせた途端、好きそうなものが入っているよと言われる。何だろうと思ったら、台湾の冬の果物「蜜棗」だった。ナツメと言っても薬膳などで使うものとは種類が違う。インド原産で、台湾で30年かけて品種改良し、美味しい果物にした。20回以上台湾に行っているが、食べたのは1-2回。ナシとリンゴを合わせたような味で、シャリシャリとした食感。みずみずしくて、ほのかな甘さがある。栄養価が高く、ビタミンCはリンゴの20倍。2018年から日本へ輸入されているらしいが、スーパーで見かけたことはない。

八百屋の店主に、大田市場にドリアンがあったら、仕入れてきてとか、中国産でなく台湾産のライチをとか頼んでいるので、変わった果物が好きと思われているみたい。台湾産パイナップルが食べられる春が待ち遠しい。


1.jpg
本日の林試の森。平日の朝は静か。一人で体操をしている人がいた。

2.jpg
池のカルガモは常に3羽。家族なのかも。3羽とも顔を後ろに曲げて、静止状態。眠っている?

4.jpg
「覆輪蜀光」という名のツバキ

3.jpg
河津桜は、まだ1本に2-3輪程度しか開花していない。昨年のブログでは2月21日に満開とあった。

5.jpg
台湾産ナツメ、1個450円。テニスボールくらいの大きさで、中に固い種がある。食べ方は皮ごと丸かじり。
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感