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「キッドの運命」を読む [読書]

明日は雨との予報に、2回洗濯機を回し、珍しく丁寧に拭き掃除をする。連れ合いが借りていたDVDの返却期限が過ぎたことに気付き、開館時間に2人で図書館へ。また『男はつらいよ』と『釣りバカ日誌』各2巻ずつ借りて来た。2週間繰り返し観ることになる。飽きずに観ているから、内容をすぐに忘れてしまうのだろうな。

いつもより2時間半遅れで、散歩に出発。風が吹いていて、気持ちよく歩けた。9日間の猛暑日を経験してしまうと、30℃くらいの気温はどうってことなくなる。

歩き出してすぐに同じマンションの80代後半のご夫婦にバッタリ。奥さんがご主人を乗せた車椅子を押して、近所の医院から帰るところだった。少し立ち話をする。歩ける時に歩いたほうがいいわよとハッパをかけられた。このご夫婦に会うと、何年後かの自分たちの姿だなといつも思う。


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本日の洗足池

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途中で目にした花

中島京子著「キッドの運命」を読んだ。6編からなる短編集。二度の地震と原発事故で首都が福岡に移り、日本という国が滅亡状態にある。そういう状況の中で生きている世代や立場の違う人たちの近未来の物語。

AI、ロボット、遺伝子操作、安楽死、人工子宮などの生殖技術、アメリカ企業が独占している種の問題などがテーマになっていて、興味深い。初めはありえないと思いながら読んでいたが、読んでいるうちにありえる未来かもと思えてくる。「種の名前」と「赤ちゃん泥棒」が面白かった。
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