SSブログ

『スパイの妻』 [映画]

いつもの品川の映画館で、ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞した『スパイの妻』を観た。

1940年、戦争の足音が近づいていた時代の神戸が舞台。貿易会社を経営する優作は妻と共に洋館に住み、西洋風な生活をしている。ある時、優作は彼の会社で働く甥を連れて、満州に出かける。現地で軍の恐ろしい秘密を知ってしまった彼は、正義感から国際社会にこの事実を知らしめようとするが、それは売国奴として逮捕される危険な行動だった。優作の計画を知った妻はスパイの妻と言われようが、夫と共に生きて行くことを決意。そして、2人でアメリカに渡ろうと画策する。

ただ愛らしいだけだった妻が夫のために強い女性へと変貌していくところが印象的。舞台での言い回しのように感じた時もあったが、蒼井優さんが妻役を見事に演じていた。サスペンス的な要素もあり、面白い。反戦と今の時代への危機感が作品の根底にあるような気がした。

1.jpg
路地もののナスはそろそろ終わりだろうと煮物にした。11月頃から春まではナス・キュウリなどの夏野菜は買わない。
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感