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「希望の糸」を読む [読書]

青空は歓迎だけど、全く雲がないのも面白くないなと思いながら、7時を回った頃に歩き出した。朝日を浴びながらのウオーキングは実に快適。ある精神科医の朝の散歩が一番効果ありという説に納得してしまう。林試の森に入った途端、枯葉の匂いがする。ベンチに座っていたら、木の葉がハラハラと舞い落ちてきて、いよいよ晩秋に近づいているのを実感。


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本日の林試の森。紅葉しているのはアメリカトネリコという木。

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目黒線緑道のハナミズキが色づいている。デュランタはまだ咲いているが、ムクゲや酔芙蓉は終わり、剪定されていた。

帰りにスーパーで買い物をすませたので、外に出る用事がなくなり、家で本を読んだり、豆を煮たりして、のんびり過ごす。今日の連れ合いは怒鳴りもせず、穏やか。パン屋が休みで出かける用事もないため、待てない症候群もでない。天気が良いから、どこかに連れ出そうかとも思ったが、散歩で疲れたからいいやと自分優先にしてしまった。


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あちこちで秋のバラが真っ盛り。

友達が読み終えたからと送ってくれた東野圭吾著「希望の糸」を読んだ。久しぶりの加賀恭一郎シリーズだったが、今回は加賀の存在は薄くて、部下であり従弟の松宮が捜査の中心。小さな喫茶店の女性オーナーが店で殺されているのが発見される。被害者について語られるのは善人という評判のみ。トラブルを抱えていたという話もないし、全く犯人の目星がつかない。捜査一課の松宮は常連客の1人と被害者の元夫について探っていくうちに、事件の背後に隠された秘密を探り当てる。

不妊治療をめぐる家族の絆がテーマで、同時進行で松宮自身の出生の秘密も明かされる。犯人は意外な人だったが、いまいち動機に納得できなかったため、ミステリーの要素が薄まった感じがした。


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北海道の友達からの花豆を煮て、いつもいろいろ差し入れをしてくださるマンションの方におすそ分けした。
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