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ブータンの旅(その2:首都ティンプーはバブルの様相) [旅]

ブータンに到着した日、パロ空港から車で1時間半の首都ティンプーに移動、2泊した。標高2300mのティンプーには13万人が住んでいる。年々人口が増えているようで、市街地は建設ラッシュ。田舎から出て来る人が多いのか、バラックの住宅もあちこちで見かけた。

車も激増している。ガイドやホテルで働く人に聞いたら、若いのに皆車を持っていた。携帯に至っては、家に電話線が引かれていないこともあり、若いお坊さんや学生まで持っている。

他国の援助で成り立っている国がバブルの様相を呈しているのを見て、将来大丈夫かなと心配になった。近代化の波にさらわれないように舵取りしていくのは大変かもしれない。

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ガイドのドルジさん。中央ブータンのトンサ出身だが、高校はティンプーで、国王と同じクラスだったとか。仕事柄、男性の民族衣装「ゴ」を40枚持っているそうだ。趣味は弓術とマウンテンバイク。カムニというショールのようなものは寺院など、神聖な場所に入る時に身に着ける。

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ティンプーの銀座通りの朝。新車がほとんど。

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唯一の交差点に8時頃になると、交通整理の警官が立つ。ティンプーに信号はない。

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タクシーが結構走っている。

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建設中のビル。足場は竹。

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町外れで見たバラックの家。出稼ぎのインド人が住んでいるのか、ブータン人の家かは不明。

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タシチョ・ゾン。17世紀に建設された城砦。ブータンにおけるチベット仏教の総本山でもあり、国王の執務室などが備わった役所でもある。

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タシチョ・ゾンの前に咲く梅(?)の花。

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タシチョ・ゾンの建物の内部は撮影不可。国王の結婚式が行われた寺院の中に入り、お賽銭をあげる。

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レンギョウの花が真っ盛り。

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中央郵便局。左は国立銀行で両替するために行ったが、9時過ぎなのにまだレートが出ないとのことでできなかった。

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郵便局の敷地内に咲いていた藤の花。

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メモリアル・チョルテン。チョルテンとは仏塔のこと。1972年に亡くなった3代国王が生前発願したものを4代国王が引き継ぎ、完成させたもの。数珠やマニ車を手にした老若男女が念じながら時計回りに回っている。ドルジさんも週に1回はここに来るそうだ。

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ブータンの国の動物、ターキン。小高い所に保護区がある。

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ターキン保護区の傍でマフラーを織って、売っている女性。

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国営の免税店の織物売り場。途中で停電してしまったので、店内が暗くて、買う気が失せる。

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町の生地屋さん。ゴや女性のキラはまず生地を選び、仕立ててもらう。

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商店街に残る古い建物。錠前が年代物。

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「DODO」という手作り雑貨の店のオーナー。2月末に出版された御手洗瑞子さんの「ブータン、これでいいのだ」という本を持参して、これと同じものがほしいと言ったらなかったが、オーナーの写真とバッグが載っている本を見せたら、大層喜んでくれた。日本人はこういうのが好みなのねとバッグが載っているページを携帯で撮ろうとしたが、電池切れでダメ。日本に帰ってから、私が撮って送ってあげますと約束する。朝、子供2人を学校まで車で送り、8時半に店を開け、夜の8時半まで店にいるそうだ。ブータンの女性は働き者。

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朝、散歩したら、近くのホテルの従業員が車を洗っていた。自分の車だという。同僚2人と共に写真に入ってもらう。

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街中を行くお坊さん。

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若者たちは髪型にも気を遣い、おしゃれだ。

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小学生のかばんはキャラクター柄。ブータンの公用語はゾンカ語だが、授業は小学校から英語で行われるので、英語は準公用語になっている。

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市営バスから降りたった高校生たち。制服もゴとキラ。写真を撮る前に必ずOKかどうか聞くが、ブータンでは大人も子供も気さくに応じてくれる。

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ホテルの女性たち。ブータンの女性はあまり化粧していない。

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ホテルで男性はゴを、女性はキラを着付けてもらい、そのままの姿で夕食をとる。

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ブータン人は日本人と似たチベット系が8割、ネパール系が2割。

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殺生をしないブータンでは、どこに行っても野良犬がいる。昼間はごろんと寝ていて、夜になると集まって吠える(犬同士の会話か?)。おとなしいので咬みつかれることはないが、夜、うるさいので困る。

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1日の昼食。早速ブータンビールを飲む。スーパーでは650ml入り1本100円で売られているが、レストランでは250円前後。アルコール度8%でまあまあの味。

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1日の夕食。滞在中の食事はすべてビュッフェスタイルで、毎回同じような料理ばかりだった。白米か赤米を炊いたもの、じゃがいものチーズ煮、キャベツの炒め、カリフラワー・インゲン・人参の炒め・焼きそばが定番で、ほかに肉や川魚。観光客用なのか、名物のトウガラシはあまり使われていなかった。

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2日の朝食。おかゆとトーストがあった。
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