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『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』 [映画]

暑くて家にいられないし、テニスクラブが休みなので、渋谷に映画 『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』を見に行った。映画館の中は涼しすぎるくらいだった。

実話に基づいた映画で、全米女子チャンピオンのビリー・ジーン・キングと元男子チャンピオンのボビー・リッグスが1973年に3万人の観衆を集めて、男対女で戦った伝説の試合とその発端となったエピソードを描いている。

女子の賞金が男子の1/8であることに不満を抱いたビリーは、チケットの売り上げが同じなのに賞金に差があるのはおかしいと全米テニス協会の責任者に要求する。しかし、男には養う家族がいる、男の試合の方が速くて面白いと簡単に拒否される。そこで、ビリーたちは全米テニス協会を脱会して、女子テニス協会を設立する。

男性優位主義を自認し、ギャンブル依存症で妻から三下り半を突き付けられたシニアプレーヤーの55歳のボビーが世間の注目を集めるために、ビリーに試合を申し込む。一度は断ったビリーだったが、さまざまな差別と偏見に立ち向かうために受けて立つことにする。

ビリーは伝説のテニス選手だけでなく、女子テニス界の地位向上や待遇改善に貢献。そしてレズビアンであることをカミングアウトしてからはLBGTへの偏見と戦った。

舞台は四十数年前のアメリカなのだが、「女が必要なのは台所と寝室だけ」というセリフが出てくるほど、当時は女性蔑視がひどかった。でも、昨年からの#MeTooの拡がりなどを見ても、まだまだ男性優位の国なのだと思う。なんせ、初の女性大統領候補の夢を打ち砕いて、あんな変なおっさんを大統領に選ぶくらいだもの。

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お昼は「チリチリ」のビーンズ(チャナ豆とレンズ豆)カレー。レタスをトッピングした。
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