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「冠・婚・葬・祭」を読む [読書]

今日も真夏日との予報に、朝のうちじゃないと散歩は無理だわと7時に家を出る。まだ太陽が高く昇る前で、道路の片側は日陰となっている。しかも風が吹いていたので、暑さを感じずに快適に歩けた。洗足池は普段の朝より人がいたが、マスクなしで歩く。今朝は犬を散歩させていた男性、11カ月のお子さんといた若いお母さん、歩き回る1歳半のお子さんのあとを追いかけていたお父さん、小学生の男の子とクワガタを探していたお母さんに話しかけて、ちょっとずつお話した。一人旅で身に付けた、旅を楽しむ術のひとつ。


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本日の洗足池

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ガマやハンゲショウが池の周りに群生している。

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ツユクサ

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目黒線緑道で見たネジバナ

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去年出会った見事なノウゼンカズラが咲く家の前をしばらくぶりに通った。花をを眺めながら、歩き始めてから1年経つのかと感慨深かった。

昼近くには連れ合いと例のパン屋へ。朝と違って、じりじりと太陽が照りつけて暑かった。疲れたとつぶやき通しだったが、聞こえないふりをする。夕方には一人で魚屋へ刺身を買いに行く。しばし、おしゃべりして帰って来た。

中島京子著「冠・婚・葬・祭」を読んだ。地方紙の新人記者が成人式の取材に行き、勘違い記事を載せてしまう「空にディアボロを高く」(冠)、長年縁結び役を務めてきて引退した世話好きおばさんが、もう一度だけと懇願されて取り掛かったお見合い斡旋の顛末「この方と、この方」(婚)、社命で施設に入所している老女の付き添いで葬儀に参列する「葬式ドライブ」(葬)、両親亡き家に姉妹家族が集まって、お盆をする「最後のお盆」(祭)の4作短編集。

短い物語の中にさまざまな人間模様と人生が描かれていて、興味深い。「この方と、この方」と「最後のお盆」が面白かった。


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夕飯は火を使わないものばかり。魚焼きグリルで、さつま揚げを焼いただけの手抜き料理。
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