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『コーダ あいのうた』 [映画]

明日は雪かもしれないとの予報に、一日予定を繰り上げて映画に行った。品川の映画館は水曜日がサービスデーで、シニア料金と同じ1,200円なので避けていた。先月『クライ マッチョ』を観た時は数人しか入っていなかったが、今日はサービスデーのせいか、評判がいい作品だからか、20人の観客。それでもガラガラであることには変わりないけれど。

観たのは、『コーダ あいのうた』。ルビーは海辺の町で両親と兄と暮らす高校生。彼女以外の家族は耳が聴こえない。彼女は小さい時から家族の通訳者の役割を担い、今では朝3時起きで父と兄と共に漁にも出ている。新学期に合唱クラブを選択したルビーは顧問の音楽教師から歌の才能を認められ、ボストンの有名な音楽大学への進学を勧められる。しかし、耳の聴こえない両親はルビーの才能が信じられないし、家業にも必要な存在だと反対する。自分はずっと家族の通訳者でいなければならないのかとルビーは反発するが、悩んだ末に家族の手助けをしていこうと決心する。ところが、合唱クラブのコンサートに行き、周囲の反応を見て、娘の才能に気付いた父親はある決心をする。

家族愛にあふれた、笑いあり、涙ありの後味のよい作品だった。音楽も素晴らしい。家族同士は手話での会話なのだが、あまりに慣れている感じなので、俳優たちはよほど練習したのだろうなと思ったら、ルビー役以外の俳優は聴覚障がい者なのだそうだ。ちなみにコーダ(CODA, Children of Deaf Adult)とは、聴こえない・聴こえにくい親を持つ聴こえる子どものことを指す。

濱口監督の『ドライブ・マイ・カー』がアカデミー賞にノミネートされた。観たいけど、作品の内容と上映時間3時間を考えると、連れ合いと行くのは無理。数年前に同じ監督の『ハッピーアワー』を観たが、なんと上映時間が5時間を超えていた。


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本日の林試の森。広場は犬と飼い主の社交場。

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「秋の山」という名のツバキ

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映画のあと、秋田県のアンテナショップでセリをゲット。根っこもよく洗って、鍋物に入れた。
コメント(2) 
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コメント 2

pecotyan

cliftonさんの『ドライブ・マイ・カー』の映画評を待ってましたが上映時間が長いのはご主人が無理なのですね。こちらは11日からです。もう一つ『ウエスト・サイド・ストーリー』も観たいと思ってます。高校時代に『ウエスト・サイド物語』を一緒に観たような記憶がありますが。ジョージ・チャキリスの指を鳴らして踊る映像が鮮明に焼き付いてます。ミュージカルは初めてだったので軽い衝撃を受けました。
今日は東京は雪の予報ですね。今年は例年より気温が低いのですがこの辺は雪が少なく助かってます。
by pecotyan (2022-02-10 07:14) 

clifton

上映時間が長いだけでなく、濱口監督の作品は観客に考えさせる
ような内容なので、夫にとっては全く面白くないと思います。
1人で行ってもいいのですが、少なくとも数時間は留守にしなければ
ならないため、躊躇しています。
ぜひご覧になってください。

昨日、ウエストサイドストーリーの予告編を観ました。
懐かしいですね!ミュージカルなら夫も大丈夫なので、観ようと
思っています。
by clifton (2022-02-10 08:18) 

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