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「長いお別れ」を読む [読書]

朝、林試の森まで散歩。晴れていて、まばゆいばかりの陽射しが降り注いでいるのに寒かった。まだ桜は残っていたが、木の芽がどんどん出てきて、もえぎ色の森になるのも間近だ。


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本日の林試の森。徐々に新芽が出てきている。

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ソメイヨシノではない桜。桜は100種類くらいあるらしい。

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ハナモモ

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ツバキは見頃が過ぎた。上から、レディケイ、岩根絞、大虹という名前。

中島京子著「長いお別れ」を読んだ。図書館で何気なく手に取った本で、この著者の作品は読んだことがないなあ、一度読んでみようと借りて来た。

悠々自適の生活を送っていた元校長の東昇平はある時、高校の同窓会に出るのに途中で混乱してしまい、家に戻ってしまう。妻が病院に連れて行くとアルツハイマー型認知症と診断される。妻・娘3人・孫がそれぞれに昇平の病気と向き合いながら、10年後に見送るまでを描いた連作短編集。深刻なテーマながら、ユーモアも散りばめてあり、文章も読みやすい。進行していくにしたがい、家族はさまざまなトラブルに見舞われるが、常に現実的に明るく対処していく。

孫が通うアメリカの学校の校長先生が、少しずつ記憶を失くして、ゆっくりゆっくり遠ざかって行くから、認知症のことを、long good-bye(長いお別れ)と言うのだよと孫に話す。それがタイトルになっている。なるほど、我が家も長いお別れの途中というわけか。

連れ合いの場合も、元同僚の方たちとの飲み会会場への道がわからなくなり、電話をして途中まで迎えに来てもらったことがあった。その場所は昔から何度も行っているし、自分が幹事でいつもその店を使っていたというのにたどり着けなかったと知った私は彼の病気を確信。その2年くらい前から、なんとなく異変を感じていたので、驚きというよりやっぱりという気持ちだった。


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昨日会った友達に教えてもらった鶏胸肉の料理を早速やってみた。鍋に水を入れ、ぐらぐら煮立ったら、皮を取り除いた胸肉を入れ、すぐに火を止め、蓋をしてそのまま放置しておくだけ。それだけで中まで火が通り、しかも肉が柔らかい。ソースはお好みで。今夜は、練りごま・マヨネーズ・醤油・酢・酒で適当に作った。肉を入れる前にお湯にコンソメを加えてみたが、和風だしのほうがいいかも。
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